1.「ギターの神様」のドキュメンタリー
11月23日からエリック・クラプトンの人生をドキュメンタリーで描いた映画『エリック・クラプトン~12小節の人生~』が公開されている。
クラプトンファンである私としては、見逃せない映画だ。というわけで、公開初日に映画館で鑑賞した。これまでのクラプトンの人生はおおよそ知っているが、初めて見る映像(アルコールやコカインで朦朧となったシーンや長男の事故死のニュース)もあり、新鮮な印象を受ける。
本作の流れは、以下のような感じ。
- 私生児として出生と実母からの拒絶
- デビューと様々なバンドへの参加と脱退
- クリームの結成と解散
- アルコールやドラッグの中毒
- ジョージ・ハリスンとの友情やその妻への横恋慕
- 息子の誕生と悲劇的な事故死
- 再生と新しい家族
クラプトン自身も73歳という高齢であり、このような映画が製作されるということは、「人生の総仕上げ」を考えている証なのだろうか。私自身がクラプトンを知ったのは、もう20年ほど前のこと。実は、当時私が意識していた女性がクラプトンファンと聞いて、共通の話題作りのためという不純な動機でベストアルバムを聞いたのがきっかけ。
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結局、その女性とは特に何も発展しなかったが(もう顔や名前も忘れたが、私にクラプトンを知るきっかけをくれたことには心から感謝)、それがきっかけでクラプトンの音楽性やその壮絶な人生に魅了されてしまった。その後、アルバムを買い集めたり、ライブに行くようになる。ちなみに、クラプトンの来日公演に行ったのは、以下の3回のみ。
①2001年11月22日大阪城ホール
②2003年11月20日大阪城ホール
③2006年11月12日大阪城ホール
ライブには、友人や当時交際中だった妻と一緒に行ったものだ。当日のライブの模様を収録したブートレグは思い出のアイテムで、聴くたびに当日のことを思い出す。
2.私が好きな曲
私が好きなクラプトンの曲は以下のとおり。
①CROSS ROAD
もともとロバート・ジョンソンの曲をクリーム在籍時のクラプトンが大幅にアレンジを加えたカバー曲。クレームはジャズのようにアドリブメインの演奏が特徴的だが、当時の映像を見ると、クラプトンを含むメンバー三人の演奏はもはや神がかりに近い。この時期のクラプトンはアーティストとして最初の絶頂期を迎える。
②WHITE ROOM
これもクリーム時代の曲。クリームはスタジオ録音よりライブ盤の方がオススメで、これもロック史に残る名曲。ジャック・ブルースとクラプトンが交互にボーカルをとり、クライマックスでは、クラプトンのソロが炸裂・・・。
Cream - White Room (Royal Albert Hall 2005) (17 of 22)
③LAYLA
ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドに横恋慕して、その思いが曲になったもの。過去に自動車メーカーのCMなどに使われたこともあるので、サビのリフをご存知の人も多いはず。後半にはピアノがメインの落ち着いた曲調になるのが、前半と対照的。
④CHANGE THE WORLD
映画「フェノミナン」の主題歌として使用されたカバー曲で、世界的に大ヒット。この曲でクラプトンを知った人も多いはず。このあたりになると、クリーム時代の面影はないが、これはこれでクラプトンのキャリアにおける名曲だと思う。
Eric Clapton - Change The World (Live Video Version)
3.まとめ
映画を鑑賞して、私がクラプトンを夢中で聴いていた当時のことを思い出す。早いもので、あれから20年が経過。公私ともに現在の自分の状況(企業法務・結婚・ブログ等)は想像もできなかったが、あらためて時の流れの早さに驚かされる。
よいきっかけなので、年末年始の空いた時間にクラプトンのアルバムを久しぶりに聴いてみよう。