企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【社会】NHK「クローズアップ現代」で奨学金破産が特集される/私も学生時代に奨学金のお世話になっていました

先週の6月2日にNHKで放映された「クローズアップ現代」において、奨学金破産の実態が紹介されていた。大学生が大学の授業料のために何百万もの奨学金を借金したが、卒業後に十分に返済することができずに、自己破産に追い込まれる人が年々増加しているという。その主な要因として、非正規雇用の増加によって若者の給与水準が低下していることが指摘されている。


私自身も大学生の頃に奨学金を利用していたため、本番組は大変興味深く鑑賞した。ちなみに、私が申し込んだのは、日本育英会(現:日本学生支援機構)の第2種(利息がつくタイプ)の方。大学卒業後は、毎月少しづつ返済していたが、ある日利息分がもったいないと思い、日本学生支援機構に一括返済させてほしいと問い合わせてみた。すると、OKだったので、貯金を崩して残金を返済した記憶がある。というのも、私はギャンブルだけではなく、借金もあまり好きではないからだ。

 

ただ、これは私が結婚するまで実家にいて、そこそこの貯金ができたおかげだろう。もし、社会人になった直後に一人暮らしでもしていたら、それほどの貯金はできず、一括返済は難しかったかもしれない。

しかし、奨学金(という名前の教育ローン)を利用して通学した大学だが、今振り返ってみると、「学歴」という就職・転職活動に最低限必要な肩書きを取得しただけに過ぎず、社会に出るための実践的なスキルについては、ほとんど教わらなかった。むしろ、学生時代に経験した様々なアルバイトの方が人間観察などの面でよっぽど勉強になった気がする。さらに、企業法務担当者に求められるビジネス・法務・ITなどに関するパーソナルスキルは、私が社会人になった後に自力で習得したのが大半で、大学の授業というものは全く役に立っていない。それだけに、自己破産のリスクをとって多額の借金をしてまで、あまり中身がない大学に入学しなければならない社会の仕組みにやり切れなさを感じるが・・・。

 

貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち (講談社現代新書)

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