企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【契約審査】英文契約書の審査

本日は、英文契約書の相談のため、営業部門の方と渉外弁護士の事務所を訪問した。本書は、自社が海外企業から産業機器を継続的に購入するにあたり、その取引条件を規定したものである。英文契約書の審査を行う場合、自社では以下の順序とおり取り組んでいる。 ①英文契約書の翻訳 ②リスクの特定と評価 ③営業担当者と内容のすり合わせ作業 ④修正案の起案 この修正案の起案がなかなかに骨の折れる作業だ。自社の場合、英文契約書の審査ノウハウが蓄積されていないため、このあたりは独力で行うことは難しい。したがって、①②③を行ってから、渉外弁護士に相談を行い、修正案の提示をお願いしている。しかし、これだけでは、自社のノウハウが蓄積されないため、私は上司に提案の上、修正案のデータベース作業を行っている。このようにして、英文契約審は審査ノウハウを蓄積すれば、長期的にも自社にメリットはあるし、私自身も法務担当者として英文契約書の審査スキルを向上することができる。本日、お会いした弁護士は非常に優秀な方であり、性格も温和であり、好感の持てる人物である。私もこの方から貪欲にノウハウを吸収して能力向上に努めていきたいと思う。 blogram投票ボタン 1クリックお願いします!