企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【社会・経済】求人情報媒体からわかる社会の動静について/求人情報は社会の動きを反映する

1.日曜日の日課 産経新聞を購読している我が家の場合、毎週日曜日に新聞と一緒に「しごと情報アイデム」という求人情報の折込チラシが配達される。私はこちらも丁寧に隅から隅まで読んでいる。…といっても転職活動を行っているからではない。このような求人情報も別の視点から読めば、社会の動きが反映されていることが如実にわかるからである。 例えば、以下のとおりだ。
・今はどのような仕事のニーズがあるのか。  →介護職が圧倒的に多い。人材が常に不足しているのがよくわかる。 ・新規オープンスタッフを募集があるか。  →近所にどのような店がオープンするかがわかる。 ・今の時給はどれくらいなのか。  →デフレ状況下にあってあまり高くない。 ・求人の数自体はどれくらいか。  →今考えると、2008年のリーマンショックが起きる前には、求人は多かったものだ。しかし、リーマンショック後は激減している。ただ、現在は最悪期より若干回復しているようだ。
2.印象に残っている求人案件 そういえば、過去に掲載された求人案件に以下のようなおもしろいものがあった。 ◆法務局の登記事項証明書等の受付スタッフ(派遣社員)  半年ほど前に掲載されていた案件だが、地元の法務局において来庁者が請求申請する登記事項証明書、図面などの出力・対応スタッフを募集していた。よく見ると、募集主は人材派遣業者であり、公務の民間アウトソーシング化が確実に進んでいることがよくわかる。私が司法書士事務所に勤務していたころは、本職である公務員(まれに近所のパート女性)がこの仕事を行なっていたが、公務員削減の状況下、アウトソーシング化は確実に済んでいるようだ。しかも、現在登記事項証明書や地図等のネット公開も進んでおり、このような仕事自体はいずれ不要になるのだ。そこで、それまでのつなぎとして、いつでも契約解除できる派遣社員をもってこれにあてているのだろう。 ◆一部上場企業のコンプライアンス部門の事務スタッフ(アルバイト) 1年ほど前に掲載されていた案件だが、西宮に本社を構える一部上場のメーカーにおいてコンプライアンス部門の事務処理スタッフを募集していた。アルバイトとはいえ、上場企業の求人案件が折込求人チラシに掲載されるとはかなり珍しい。普通は派遣社員をもってこれにあてると思うのだが。書類整理や電話受付などが主な仕事なのだろうか。求人掲載はそれっきりだったので、すぐに埋まったと思う。 このように、地元の求人情報からも様々な情報がわかるので、時折目を通してみることをお勧めしたい。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします! にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
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