企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【社会・経済】地元で窃盗事件が発生するという物騒な師走に/元従業員に会社荒らしにあった経営者やひったくりで権利書を盗まれた司法書士のお話

1.はじめに 早いもので、今年もいよいよ師走に突入した。そして、毎度の事ながら、あっという間に12月も過ぎるのだろうけど、ほんの数日前に私が通勤している駅の近辺でひったくり事件が発生した。こういうニュースを聞くと物騒な世の中になったと感じる。 そういえば、私の知っている範囲で、不幸にも窃盗の被害にあった人物を知っている。今回は、それらについて触れてみたい。 2.元従業員が窃盗で倍返し? これは、私の知人Aがかつて勤めていた会社の話。その会社は従業員50人ほどのこじんまりとした規模だったが、経営者が典型的なワンマンタイプで、いわゆるパワハラが横行していた。そのため、従業員はなかなか定着せず、人が常に入れ替わる状態となっていた。経営者の言動も乱暴で、恫喝まがいのものが多く、多くの従業員からうらみを買っていたらしい。 そんな中、ある日の夜にその会社に泥棒が侵入し、金庫に保管されていた数百万円の現金を手際よく盗んでいったという。この会社はきちんとした警備システムを導入しておらず、単にセコムのシールを玄関に貼っていただけ。翌日、警察が来て現場検証などを行ったが、犯人はついぞ捕まらなかったらしい。(その後、その会社では本物の警備システムが導入されたとか) Aの話すところによると、犯人は、手際がえらくいいし(金庫の場所を知っていたふしがある)、警備会社のシールが単なる「飾り」であることを知っていた可能性が高いため、内部の人間による犯行の疑いが高いと断定された。Aの推測によると、「この会社では年間に何十人もの社員が退職しており、辞めた人間がパワハラ経営者に対する恨みを晴らすために、会社に進入して窃盗事件を起こしたのでは?」というもの。もっとも、犯人はつかまらず、今となっては、真相は闇の中である。 3.権利書をひったくられた司法書士 これはかつて私が勤めていた司法書士事務所で実際にあった話である。 ある女性司法書士が法務局を訪れて、所有権保存登記後に権利書を回収して徒歩で最寄り駅まで帰ろうとした矢先のこと。背後から走ってきたスクーターに乗った人物が司法書士の持っていた鞄をひったくったのである。盗まれたのがその司法書士の財布だけならば、まだしも不幸中の幸いだったが、カバンの中には、クライアントの権利書が入っていたため、大問題となった。 その女性はどちらかというと派手なブランド物の服と鞄で身を固めるという(司法書士のイメージには少々そぐわない)格好をしていたため、犯人からは「カモ」と判断されたのだろう。結局、こちらも犯人や盗まれた物は見つからずじまいであり、その後始末として、クライアントへの謝罪、いったん所有権を抹消してから保証書による再度の所有権保存登記を行うというイレギュラーな対応を強いられることになった。 現在は、登記申請は郵送やオンラインによりできるようになったとはいえ、まだまだ法務局への持ち込みが多いのも確か。そして、登記申請には、権利書や印鑑証明書など重要書類が必要になるため、法務局への移動には細心の注意が必要となる。ヘタをしたら、事務所の信用問題にもつながり、こういったところに「士業の怖さ」というものがある。 4.まとめ 上記2件の窃盗事件については、警察は一応形だけの捜査はしてくれたが、結局犯人は捕まらず、盗まれた物も帰ってくることなく、いまだに事件未解決のままである。世界レベルで考えると日本の治安は非常に優れているというものの、やはりこういった事件は起こりえるもの。家から一歩外に出るならば、自分の身は自分で守るしかないと思う。
現代ひったくり事情―少年の感性/社会の陥穽現代ひったくり事情―少年の感性/社会の陥穽
藤掛 明 産経新聞大阪社会部

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