企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは16年目を迎えました。

【書評】<キャリア>「自分は評価されていないと思ったら読む本」小笹芳央(幻冬舎)

自分は評価されていないと思ったら読む本
自分は評価されていないと思ったら読む本小笹芳央

幻冬舎 2009-12-17
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1.読者層  ◆仕事に対する姿勢のヒントを学びたい新入社員の方  ◆仕事へのモチベーションを高めたいベテラン中堅クラスの方 2.目次  第1章 まず、仕事へのモチベーションを高める  第2章 発想を変えて、自分の市場価値を高める  第3章 会社とうまく付き合うことに手を抜かない  第4章 必ず来るピンチは、こうして乗り越える 3.感想 個人的には、本書は今年読んだビジネス書のベスト3に入れたいぐらいの良著だと思う。本書には、ビジネスパーソンが仕事やキャリアについて、備えておくべき心構えが記されており、私にとって非常に刺激的となった。目から鱗が落ちるとはまさにこのことだ。会社は、新入社員に対して下手な研修を行うより、本書を配布して読ませる方がよっぽど効果があがるのではないか。そう思わせるほど、本書は優れたビジネス書だと思う。 例えば、
・社会人になったら、信頼の獲得の手段はやはり「仕事」である。 ・信頼の獲得は、「約束」をし、それを着実に実行することによって得られる。 ・仕事の報酬は新しい仕事である。 ・努力は運を支配する。覚悟して努力すれば、運までを支配し、やがて幸運が巡ってくる。 ・自分で自分に「OK」や「NG」を出す基準は、自分の仕事や行動に対する「納得感」の有無。目先の他人からの評価を気にせず、自分が納得できる仕事を納得できるまでとことん追求することで、結果的に大きな成功につながり、後から周囲の評価もついてくる。 ・変化の波がやってきたときに、それを敏感に察知し、自らの成功体験をいったんゼロリセットして、自分を変えることができなければ、やがて凋落する羽目になる。
等のとおり、本書には数多くの名文が記述されている。従って、自分が仕事に取り組むにあたり、何かしらのヒントをつかむことができるだろう。私の場合、これらを「読書ノート」に書き写した上、自分の考え等を補記した次第だ。なお、本書は、いわゆるスキル紹介本ではなく、あくまで、ビジネスパーソンが仕事や会社と向き合う際に意識するべき「自らの心構え」を説いているので、読破したからといって即効性がある代物ではない。(むしろ、本人の今後の意識次第によって効果が生ずる遅効性と言うべきか) 本書を読んで普段の思考方法や心構えを少しずつ変えていくことは、ビジネスパーソンにとって非常に重要なプロセスではないだろうか。私も年末年始などの節目に繰り返して本書を再読して仕事に対するモチベーションを高めていきたい。繰り返すが、本書は本当に良い本だと思う。 「人気ブログランキング」参加中です!1クリックお願いします! にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ
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