世の中にTO DOアプリは数多くあれど、これまでGoogleからは正式なものはリリースされていなかった。2013年に登場したGoogle Keepはリマインダー機能がついており、タスク管理に使えないことはないが、厳密にはメモアプリとされている。
そんな中、先日、Googleから「Google ToDo リスト」が突如公表されたので、興味深々でインストールしてみた。 「あのGoogleが満を持してTO DOアプリを投入するのだから、相当の完成度では・・・?」とワクワクしながら、アプリを起動してみる。しかし、入力する箇所はタスクの名称・詳細・期限ぐらいで、非常にシンプルなTO DOアプリとなっている。iPhone時代からWunderlistを使用している私にしてみると、「う~ん、これはちょっと・・・」と正直物足りない・・・。
TO DOアプリ初心者には、入門用としては悪くないと思う。しかし、Wunderlistのように完成度が高いアプリを使い慣れている自分としては、わざわざ乗り換える必要性は感じなかった。
タスク管理アプリはiPhoneやAndroidを問わず数多く公開されているが、本当に優れたアプリはそれほど多くない。私にとって、ベストオブベスト的なアプリはWunderlistしか考えられないが、運営会社がマイクロソフトに買収されてから、サービスがいつ終了するか先が読めない状況が続いていた。一応、後継アプリ(Microsoft To-Do)も公表されているが、Wunderlistの足元に及ばない劣悪な仕様で、個人的には全く使う気にはなれない(おそらくWunderlistユーザの大半はそうだろう)。
そんな状況の中、これまで本格的なタスク管理アプリを投入してこなかったGoogleには、かなり期待していたのだけれど・・。しかし、私の期待はあっけなくしぼむことになり、引き続きWunderlistを使う日々が続きそうだ。
