1.ゲームに夢中だったあの頃
突然の話だが、1980年~90年代といえば、対戦型格闘ゲームが全盛期を迎えており、各地にゲームセンターが乱立していた。当時学生であった私も友人達と連れ立って、ゲームセンターに入り浸り、「ストⅡ」「餓狼伝説」「サムライスピリッツ」などの格闘ゲームをプレイしていたものである。現在は、企業法務というオカタイ仕事に従事し、結婚して子供もいる私だが、当時の私は彼女もおらず、最大の関心事はゲームが占めていた。
そんな過去を持つ私にシンクロしたのが、この7月から9月に放映されたアニメ「ハイスコアガール」で、当時の熱気を知る者としては、懐かしい気持ちで観賞。
このアニメが面白いところが、当時のゲーム画面がそのままハメコミで映し出される点だ。ストⅡのガイルやエドモンド本田がセリフを話すなど、ゲームファンならば、ニヤリとくる演出がところどころに散りばめられている。特に主人公がアーケードゲーム攻略専門雑誌「ゲーメスト」(新声社)について言及するシーンは懐しいの一言。というのも、私も一時期ゲーメストを購読していたからだ(この話を妻にしたところ、「そんな雑誌を読んでいたの?マニアックよね~。」と言われて、かなり傷ついたが・・・)。
そのハイスコアガールの劇中で、主人公がプレイするゲームの一つにカプコンの「ファイナルファイト」というゲームがある。本作は、プレイヤーが選択したキャラクターを操って、敵を撃破するという横スクロール型のアクションゲームだ。もちろん、私も過去にゲーセンでプレイしたことがあるが、なかなか難しく、いつも1~2面あたりしか進むことができなかった。
このように、私にとって思い出深いこのゲームが別作品を収録した 「カプコン ベルトアクション コレクション」として 9月にNintendo Switchで発売されている。懐かしさあまりで、ついついダウンロードで購入してしまった(なんとも便利な世の中である)。
CAPCOM BELT ACTION COLLECTION [Nintendo Direct 2018.9.14]
このゲームでは、途中でキャラクターが倒されてゲームオーバーになっても、何度でもコンティニューが可能で、しつこくプレイすれば、エンディングまでたどり着けるという親切な(?)設計。ちょうど良い機会なので、妻に「二人で同時プレイしないか?」と誘ったところ、「私、やったことないから無理」というなんとも冷たい返事(しょうがないので、一人でプレイ)。
2.まとめ
このゲームに限らず、最近、昔のゲームをパッケージにして販売するケースが目立っている。これは、私のように昔にゲームをプレイした世代をターゲットにしているのだろうか。まあ、安価で気軽に入手できるし、たまには、こういった懐かしいゲームをプレイして、昔の思い出にひたるのも悪くないと思う。