1.ビートルズが存在しない世界
以前にアマゾンプライムで海外ドラマの三国志について鑑賞中であることに触れた。
そのアマゾンプライムのトップページでたまたま紹介されていたのがこちらの映画。タイトルに興味を持って鑑賞してみる。
主人公は、元教師の売れないミュージシャン。さっぱり売れず、音楽の道をあきらめようとしていたところ、全世界で謎の停電が発生し、自分以外がビートルズを知らないパラレルワールドに変わってしまう。しかし、偶然にも停電当時に交通事故に遭った主人公だけは、ビートルズを覚えており、記憶にあるビートルズの曲を歌って、スターダムへの道を駆け上がっていく・・・というストーリー。
このような意外なストーリーではあるが、ビートルズファンにとってなかなか楽しめた二時間だった。最終的にどのような結末になるのかと思いきや、まさか途中でビートルズのあのメンバーに出会うことになり、主人公の決断の後押しをすることになるとは・・・!それ以外にも本作では様々な箇所でビートルズへの愛情とリスペクトが感じられ、音楽ファンならば見ておいて損はない。
2.2002年のDriving Japan Tourの思い出
私の場合、ビートルズをリアルタイムで聴いたことはないが、一度だけポール・マッカートニーの来日公演(Driving Japan 2002)で生の歌声を聞いたことがある。それは、ちょうど今から18年前の2002年11月17日の大阪ドーム公演で、ソロやウイングス時代だけではなく、ビートルズの曲を多数演奏してくれた。1曲目の「Hello Goodbye」を生で聴いたときは鳥肌が立ったもの。それが(元)ビートルズのライブに参加した最初で最後の機会。
3.まとめ
そういえば、映画を見て思い出したけれど、昔読んだ漫画に似たようなコンセプトの漫画があった。日本のビートルズのカバーバンドが過去にタイムスリップし、ビートルズより先に曲を公表する・・・というストーリー。映画を楽しめた人ならば、こちらもオススメ。
「YESTERDAY」については、予備知識を持たないまま、正直あまり期待せずに鑑賞したけど、意外となかなか楽しめた。このような偶然の出会いには、なにやら得をしたような気がする。それは映画に限らず、音楽や本でも同じかもしれない。