この8月からNHK-BSで海外ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」の放送がスタート。シャーロック・ホームズといえば、コナン・ドイルが書いた探偵小説の主人公で、名探偵の代名詞で使用されるぐらい有名。本作では、ジェレミー・ブレット演じるホームズがとにかくハマリ役で、イメージぴったり。
この海外ドラマは、子供の頃に毎週土曜日の晩にNHKで放送していて、家族全員で鑑賞していた思い出がある。1980年代に制作された古い作品なので、CGも特殊効果もないが、登場人物の服装や小道具、街並みが丁寧に再現されており、逆にそれが19世紀のイギリスの雰囲気を醸し出す効果がある。
私の場合、このドラマを見た後、大人になってから原作を読んだ。エラリー・クイーンやアガサ・クリスティのような「多数の容疑者の中から意外な真犯人が判明する」というような本格推理小説とはちょっと毛並みが違うが、意外な結末となることが多く、十分面白い。それをきっかけに推理小説を読みまくった時期もあるぐらい。
今は、NetflixやアマゾンプライムでCGゴリゴリの映画が当たり前だけど、「シャーロック・ホームズの冒険」のようにアナログ的なドラマが逆に新鮮に思えるから不思議。子供の頃に一度見た作品だけど、ストーリーは完全に忘れているので、初見のように楽しめそうだ。