1.情報の一時保管場所
先日、知人のAさんと通勤時間の過ごし方について雑談をしていた時のエピソード。
A「通勤時間ではスマホでニュースアプリをチェックをしていますが、気になる記事があった場合、後で読むために自分のGmail宛にメールしているんです。」私「なるほど。ただ、わざわざメールを送信しなくても、Pocketなどのアプリで一元管理した方が楽ですよ。」A「何ですか、それは?」
確かにAさんのようにサイトのリンク自体を自分宛にメールするのは、一つの方法だが、もっと便利な方法がある。それは、いわゆる「後で読む」系のアプリを使って、一か所に一時保管してからまとめて処理すること。これはGTDのやり方にならったもの。
Pocketは、旧名称を「Read It Later」といい、文字どおりWEBコンテンツを後で読むために保管できるクラウドサービス。私は、かれこれ10年近く利用している。Pocketの主な特徴は以下のとおり。
①iOSとAndroidの両方に対応している。
③WEBサイトに限らず、TwitterやYouTubeなどのコンテンツも保管できる
2.私の利用方法
例えば、通勤時間中や自宅でネットをしていて、気になるコンテンツは、とりあえずPocketに記録していったん寝かせておく。そして、それらを週末などにまとめて確認し、次のように処理する。
- 将来参照する可能性がある場合→EVERNOTEに記録する
- 予定やタスクに落とし込む場合→手帳に記録する
- ブログのネタにする場合→ブログ原稿をEVERNOTEに書く
- 情報が不要な場合→アーカイブまたは削除する
なお、Pocketに記録した情報を処理した場合、そのまま削除してもよいし、Gmailのようにアーカイブに移動させてもいい。私の場合、アーカイブに移した上、半年~1年ごとに読み返すようにしている。そうすると、当時の自分がどのような情報に関心を持ったについて振り返ることができるし、ライフログにも役立つ。
このように、Pocketは次のアクションを決めるための一時的な情報保管センターのようなもの。特に便利なのが、デバイス上の制約なしに、いつでもどこでも参照できるという点。例えば、通勤時間中に読んだスマートニュースの記事をスマホからPocketに記録しておき、週末に自宅のパソコンでまとめて確認する。また、自宅のタブレットで仕事に役立つサイトを一時保管し、会社のパソコン(Edge)で昼休みにチェックするなど。
同じクラウドサービスのGoogle KeepやEVERNOTEでも同じことはやれないことはないが、一時的な情報保管という観点からは使い勝手はこちらの方が便利。
3.Instapaperの使い方
もう一つのサービスのlnstapaperも基本的な使い方は同じ。
このように、「後で読む」系のアプリを活用すれば、仕事やプライベートに関する情報をスマートに処理できる。いずれも無料なので、活用して損はないと思う。