来年の手帳には、能率手帳のNOLTY リスティ1を使用することは以前にも触れたとおり。
- 年間予定表
- 月間予定表(マンスリー)
- 週間予定表(ウイークリー)
- ノート
という非常にシンプルな構成。それだけに、ユーザーの使い方や工夫次第でいかようにもアレンジ可能な点が特徴だ。そこで、私なりのマンスリーとウイークリーの使い方について触れてみたい。
1.共通ルール
まず、私は、リスティ1に使うペンとして、パイロットのフリクションボール4色(手帳向きの0.38ミリの極細タイプ)を使っている。手帳にいったん予定を記入しても変更することはよくあることで、その場合はこすって消せるフリクションは非常に便利。リスティ1の紙質は丈夫にできているので、フリクションでこすっても破れることはない。
そして、多色ペンの特徴を生かして使用する色を以下のとおり使い分けている。そうすれば、予定やタスクを色の違いで瞬時に把握することができるから。これが意外と便利。
- 黒色・・・仕事関連
- 青色・・・プライベート関連
- 赤色・・・重要部分、注釈など
- 緑色・・・後日に振り返った際の追記
2.マンスリーの使い方
マンスリーには、会議・外出などイレギュラーな予定を記入する(先に説明したとおり、仕事は黒色、プライベートは青色で使い分ける)。左上にはその月の仕事の目標(A)を、右上にはプライベートの目標(B)を書く。左側の余白(C)には、仕事関連のタスクを記入し、下側の余白(D)にはプライベート関連のタスクを記入する。
3.ウイークリーの使い方
左側の余白の上側(A)には、仕事関連のタスクを、下側(B)にはプライベート関連のタスクを記入する。上側の余白(C)には、当日朝に済ませるタスクやカバンに持参するアイテムを青色で記入する。日付の下のエリア(D)には、その日に絶対に完了させたいタスク(目標)を記入しておく。あとは、日中の仕事予定(E)と退社後の予定(F)を記入する。その下のエリア(G)には、その日の感想等のメモを記入する。なお、最下段(H)のスペースは当日はとりあえずこのまま空けておく。この箇所は、週末にGoogleカレンダーや日記を確認しながらその週の振り返り(週次レビュー)を行った際に、その日についてのメモをあらためて緑色で記入する。
NOLTY リスティ1の使い方はおおむねこのような感じ。
個人的に、手帳の上手な使い方とは、「①記入する→②確認する→③振り返る」をいかに効率的に行うかにつきる。特に週次レビューを行う際に、マンスリーやウイークリーに内省的なメモを緑色で追記すれば、思考ログが蓄積されることになり、手帳はさらに奥深いツールとなっていく。いわば、緑色の追記した箇所は思考の軌跡であり、どんどん書き込めば脳への刺激にもなる。
あとは、これにスマホなどのデジタルツールを組み合わせれば、GTDとしては完璧だろう。