企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは16年目を迎えました。

【登山】戦国時代の大梟雄 松永久秀の夢の跡/古城跡のある信貴山(奈良県)に登る

年末休みに奈良県の信貴山(しぎさん)に登ってきたので、今回はその様子を紹介したい。

 
当日は、近鉄生駒駅で生駒線に乗り換えて元山上口(もとやまさんじょう)駅で下車する(マップ①)。下車する人はほとんどいなくて、駅周辺も閑散。なかなかの師走感があって良い感じ(?)。人影がない場所を歩くだけでも良い気分転換。

※駅で下車する人は4~5人ぐらい。山あいにある静かな駅だ。
 
駅から北西に向かって里山の田園風景をのんびり眺めながら一時間ほどゆったりと歩く。するとなだらかな農道に入っていく。

※機種変更したばかりのNEWスマホで撮影。解像度も高いのできれいな風景写真が撮れたかも。
 
当日は天気も良く、それほど寒くないので、トレッキングにはうってつけ。下の動画から奈良の里山の穏やかな雰囲気を感じ取ってほしい。

※人影もなく、静かな年末風景だ。

 
一時間ほど歩くと小さな集落にある千光寺(マップ②)に到着。ここでお参りをして、しばし休憩。

※お寺の荘厳な空気を味わう。
 
その後南に向けて孤を描くように歩く。生駒山系の縦走路(マップ②)に合流して南に方向を転じる。

※途中でロードバイクでサイクリングしているグループに遭遇。「こういう場所も走れるのか」と感心。
 
南北に延びている生駒スカイラインに沿って南に向かって歩く。しばらくすると妙な形の建物が見えてくる(マップ③)。あれは何だろうと思い、近づいてみる。

※何のモニュメント?と思いきや珍しい形の展望台だった。
 
どうやら展望台のようで、休憩がてら寄り道して登ってみる。てっぺん部分がかなり前方にせり出しており、めちゃくちゃ怖い。ただし、見晴らしは最高で、北には生駒山、西には大阪平野を見下ろすことができる。師走の青空に広がるパノラマはなかなかの絶景だ。

※北側に見えるのは生駒山系。下側に影が映っているように、かなりせり出しているので、少しビビる。

※そして、西に目を向けると青空の下に広がるのは大阪平野。写真だけ撮影して早々に退散。
 
その後、生駒スカイラインに沿って設けられた山道を進んでいく。十三峠(マップ④)を越えて、右手に垣間見る大阪のパノラマ風景を見ながらさらに南下する。年末ということもあり、スカイラインにはほとんど車は走っておらず、静かなものだ。

※風音と鳥の鳴き声がかろうじて聞こえるだけの、リラックスできる静かな空間。これはある意味、癒しに近いかも。
 
 
ここまで来れば信貴山まであと少しだが、途中の高安山(マップ⑤)に寄り道してから城跡も散策する。この看板の説明によると、この高安城というのは、かなり古い時代にあったらしい。

※と言っても全く見晴らしは良くないので、早々に退散。
 
高安山から東南に30分ほど歩くと信貴山の山腹にある古城跡に到着。かつてこのあたりには広大な武家屋敷跡が設けられていたとか。

※戦国時代には松永久秀の居城があったかと思うと、歴史のロマンを感じる。
 
 
戦国ファンならば、有名な事実だが、信貴山城は、戦国の梟雄 松永久秀が居城を構えていた場所。久秀は、三好長慶や織田信長に仕えた戦国武将で、最終的には信長に反乱を起こしたが、信貴山を包囲されて、希少価値のある茶道具もろとも爆死したという壮絶なエピソードの持ち主。
 

さて、そのまま深い林を抜けて登り続けると、ようやく信貴山の頂上に到着(マップ⑥)。ここからは、王寺方面の素晴らしい展望が目の前に広がる。この時点でトレッキングを開始してから4時間が経過。あっという間だ。

 
頂上付近でしばらくのんびりしてから、一気に山道を下る。途中にあるお寺を通り抜けて、入口近くのお土産屋で信貴山城の御城印を購入。そして、一時間ほど東南に歩くと近鉄信貴山下駅(マップ⑦)に到着する。トータルで5時間近くのトレッキングになったわけで、ほどよい疲労感のまま終了。

※疲れていたので、お寺には顔を出さず、通り過ぎただけ。
 
 
おおよそこのような感じで、2022年最後のトレッキングは無事に終了した。今回の登山が登り納めになったわけで、さて次はどの山に登ろうか?