前職の最終出社日(4月上旬)から4月末日まで有給休暇消化中だった私。かなりの時間が余ったので、その時間を利用して京都一周トレイルに挑戦したことについては、以前に触れたとおり。
2日目は銀閣寺まで到達した時点で終わっており、猛暑もあって一時中断していたが、11月に入り絶好の行楽シーズンとなったこのタイミングで再開することにした。というわけで、今回はその3日目を紹介したい。
1.比叡山口から再開
当日は、7時過ぎに叡山電鉄の終点 八瀬比叡山口駅に到着(地図①)。ここから久しぶりの京都トレイル3日目がスタート。クマ注意の掲示板に少しビビリながらうっそうとした山道を登っていく(地図②③)。
※熊出没の注意書きを見つけて慌てて熊鈴をつける。
途中で展望の良い坂道に到着し、さわやかな風景を見ながらしばし休憩。青く透き通った空がとてもまぶしい。この日も天候は良く、絶好のトレイル日和。幸先の良いスタートだ。
途中寺院に到着し、観光客と遭遇(地図⑤)。このあたりから滋賀県との県境を走るドライブウェイに沿ってトレイルコースが設けられており、さわやかな朝の空気を吸いながら次第に傾斜する山道を進む(地図⑥)。この時期はまだ紅葉全開ではなかったが、ところどころ木々が黄色く変わりはじめている箇所もあった。
※紅葉の見どころは11月下旬ぐらい?
そして、途中でいきなり急斜面に遭遇し、ふうふう言いながら30分ほどで登りきると横高山(767m)の頂上(地図⑦)。ただし、あまり展望は良くないのは残念。しばらく一休みしてからトレイルを再開。
ゆるい下り坂を経て再び登ると水井山(793m)の山頂に到着する(地図⑩)。そして、しばらく直進してから西へ進路を変えて急坂を慎重に下っていく。すると、1時間ほどで京都市北部の里山 大原に到着する(地図⑭~⑯)。山と山に挟まれた静かな里山という感じ。
静かな里山の風景を眺めつつ、のんびりと集落を抜けて西に向かって歩く。曲がり角には京都府なのになぜか滋賀県名物の飛び太くんも何個か遭遇し(地図⑮、⑯)、せっかくなので記念写真を撮影。しかし、オリジナルと微妙に顔が違うのはなぜ?
※人相が本家と微妙に違う飛び太くんも散見。一体何があった!?
2.大原から鞍馬に向かう
さて、大原で一服してからさらに西に歩いて鞍馬を目指す。車道を並行しながら進み(地図⑱~㉑)、やがて静原という集落に到着。地名のとおり静かな集落にある公園で最後の登りのための体力を蓄える(地図㉓)。
そろそろ夕方になり、日が落ちる時間を気にしながら集落を抜けて登山道に入り、最後の関門となる薬王坂を上っていく(地図㉖、㉗)。
朝から歩き続けてそろそろ疲労がたまりながらも、一時間半ほどで峠を越えて、無事に鞍馬に到着(地図㉘)。鞍馬と言えば、歴史ファンには源義経が幼少期を過ごした場所としておなじみだろう。やはりこちらも大原や静原と同じく静かな山あいの町で川のせせらぎがちょっとした癒し。ちょっとした観光名所になっているようで、観光客の姿も散見。
この日だけで朝から8時間近く歩きっぱなし。疲れた体を引きづって鞍馬から叡山電鉄に乗車して、この日は京都市内のホテルで宿泊。
※叡山電鉄の鞍馬駅の前にある天狗のモニュメント
ここまで来ると、京都一周トレイルの全行程の6割ほどまで到達。翌日はそのままトレイル4日目に突入したが、その模様は次回に紹介したい。