今年初めに転職活動を行った際に不合格となった会社シリーズで、今回で4社目。
<4社目 D社(兵庫県)大手車載用電池メーカー 法務職>
1/23 人材紹介会社を経由して先方からスカウトメールが到着
2/8 応募申込
2/11 書類選考の結果、不合格
2/8 応募申込
2/11 書類選考の結果、不合格
D社は、もともと某有名大手電機メーカーが母体で、現在は車載用電池事業に特化している専業メーカー。今後EV需要が見込めるかもしれないが、目下のところ業績は連続赤字が続いている模様。ただ、実質的には親会社(超大手)の製造拠点的な位置づけで、親会社のバックアップがある限り、倒産することはないだろう。給与や福利厚生など待遇面も旧会社を引き継いでおり、決して悪くはない。現在は法務担当者の求人は終了しているが、1月時点の求人要項は以下のとおり(EVERNOTEの記録より)。
■今後の事業拡大に向けて、企業のリスクヘッジ力向上課題/実行法務を強化しております。法務業務をお任せいたします。●契約業務(社内相談、契約先との調整含む)および法律相談業務
●会社機関(取締役会、株主総会等)運営対応
●契約書の審査・作成
●現法務/監査領域の業務改革、効率化推進
●知的財産権(特許、意匠、商標)の出願/権利化■想定年収 500万~900万
ただ、勤務地が兵庫県の山奥にあり、自宅からの通勤がおそろしく不便なのがネック。片道でも軽く1時間半~2時間ぐらいかかりそう。従って、転職活動をスタートした当時、私としては特に応募する予定はなかったが、しばらくして先方からスカウトメールが到着して驚いた。
これには私も興味を持って、Openworkでクチコミを調べたところ、社内の雰囲気について微妙な事が書かれている・・・。あまり気が進まなかったが、選択肢は多いにこしたことはないので、とりあえず応募だけしてみる。スカウトが来るぐらいなので、面接はまず間違いないだろうと準備していたところ、その3日後に不合格のメールが来て、思い切りずっこけてしまった(なんじゃそりゃ)。
先方の人事担当者は、私の履歴書と職務経歴書を読んだうえで、スカウトメールを送っただろうに、まさかの不合格。このスカウトという制度もなんだかよくわからない。そういえば、前回紹介したC社の場合も、私はプレミアムオファー(書類選考省略)を受けて2回面接まで至ったが、結局は不合格だったし。
もしかしたら、企業側も「数打ちゃ当たる」的にあまり何も何も考えずにスカウトしているのだろうか。通勤の不便さからD社には関心薄だったが、この見事な「手のひら返し」には少々がっかり。まあ、「転職活動あるある」であまり気にし過ぎてもしょうがない。つまるところ「ご縁がなかった」というだけの話。
しかし、私が思うに、転職活動は婚活と似ている面があるような気がする。
- 最初は数ある候補の中から自分なりの選定基準でふるいをかけて、ある程度絞り込む。
- その中から最終時点で最も自分に適したものを選び(相手にも選ばれる必要あり)、その時点で残りの候補者は全て不合格にする。
身もフタもないが、転職と婚活とは、「自分が最も望むものを最小コストで獲得するために、経済合理性に基づくトライ&エラーによる選別作業」と定義できるような。ちなみに、私は妻とは恋愛結婚だったので、婚活の経験はないが、おそらく似たようなものだろう。結局のところ、人は自分が望むものを得ようとするならば、「汗と恥をかく」しかないのか・・・。
というわけで、結局D社とはそれっきり。しかし、その後もへこたれることなく、地道に転職活動を継続して別の会社でそれが報われたからこそ、今このような記事を書いているわけで・・・。もはやベテラン転職者の域(現在5社目)に到達している私にしてみれば、本当に「運とタイミング」次第だとしみじみと実感する。