企業法務担当者のビジネスキャリア術

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【行楽】Sabosanの湖北漫遊記 2015 その2(敦賀、三方五胡編)/気比の松原や三方五胡などの大自然の絶景を楽しむ

前回の続きを。

 

1.敦賀まち歩き

午後2時半には、余呉湖を出発し、近江塩津での乗換えを経て敦賀に向かう。以前にJR西日本のダイヤ改正で大阪から敦賀まで乗り換えなしで行けるようになったので、もともと敦賀は一度訪れてみたいと思っていた場所。といっても、敦賀市内を徒歩で観光するには、少々しんどいので、駅隣の観光案内所で自転車をレンタルして散策する。

 

まず、駅から西北に向かって、気比(けひ)の松原がある松原公園を訪れる。気比の松原は、昭和3年に国の名勝に指定され、三保の松原(静岡県)、虹の松原(佐賀県)と並ぶ日本三大松原の一つ。ここでは、約17000本の緑の松、白い砂浜、青い海の三色が絶妙のコントラストを織り成す絶景を楽しむことができる。

しばしこの絶景を十分堪能してから、東に向かい、次の目的地である金ヶ城跡に向かう。歴史好きな人ならば、「金ヶ城の退き口」というとピンと来るかもしれない。戦国時代に織田信長が越前の朝倉義景を攻めた際に、当時同盟関係にあった浅井長政の裏切りにあって前後から挟み撃ちされるピンチに陥った。

その際に、京都まで退却する信長のためにしんがりを木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が務め、見事主君を救ったというエピソードが繰り広げられた舞台がこちら。このあたりはちょっとした急な山になっており、登るのは少々大変だったが、山頂からは敦賀市内を見下ろすことができる。

その後、市内中心部まで戻り、気比神宮を訪れる。この境内の西隅に立つ大鳥居は、春日神社(奈良県)、厳島神社(広島県)と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つ。朱塗りの大鳥居が目を引く。境内には江戸時代の廃人である松尾芭蕉がこの地を訪れた際に詠んだ俳句を刻んだ石碑が置かれていた。なんとも歴史の風情を感じる。

 

 

このように、ブラブラと敦賀観光をしていると、すっかり夕方になってしまったので、レンタサイクルを返却してから駅前のホテルで一泊することに。この日は余呉湖と敦賀で自転車をたくさんこいだので、足が痛い。というわけで、早めに就寝した。

 

2.風光明媚な三方五胡

翌日は早めに起床して朝食を食べてから行動開始。敦賀駅からJR小浜線に乗車して日本海沿岸を西に向かうと、40分ほどで三方駅に到着する。駅の西側には、若狭を代表する景勝地である三方五胡(三方湖、日向湖、水月湖、菅湖、久々子湖)が広がる。

 

三方駅で自転車をレンタルして遊歩道沿いにノンビリとサイクリングを楽しみながら、時折立ち止まりながら写真を撮る。この水質と水深が異なる5つの湖が織りなす風景は、見事としか言いようがない。

 

しかし、当日は前日とうって変わって朝からあいにくの曇り空。三方駅から出発して2時間ほどすると、雨がパラついてきたし、帰りの電車の都合があるため、残念だが駅まで引き返すことに。そして、そのまま敦賀まで戻り、湖西線経由で大阪まで帰ったのであった。

 

3.まとめ
仕事や生活でパソコンやスマホを使う日々を送っていると、何事も自分の思いどおりになるという一種の錯覚にとらわれることがあるが、こうした雄大な大自然の中に一人でいると、人間とはいかにちっぽけな存在であるかということを実感する。このように、雄大な大自然に圧倒されることが自分にとって一種の癒しになるのかもしれない。f:id:Sabosan8022:20220206135712p:plain