企業法務担当者のビジネスキャリア術

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【行楽】Sabosanの戦国史跡漫遊記2016 その3(松坂城、鳥羽城)/戦国時代の名城もこれで見納め

前回の続きで、一人旅シリーズの完結編。 

1.石垣が静かにたたずむ 松阪城跡 
朝イチでJR松坂駅近辺のビジネスホテルをチェックアウトして、駅から西に歩いて15分ほどの距離にある松坂城跡を訪れる。松阪城を建造したのは、織田信長や豊臣秀吉に仕えた名将蒲生氏郷で、会津に転封となるまで、この地を治めた。 

 松坂城跡というだけあって、現存するのは石垣のみで、天守閣などの城郭はない。石垣自体はきれいに積み上げられており、一種の美意識を感じる。また、石垣の範囲も広く、まるで迷路のようで、一回りするだけでもなかなか骨が折れる。最上部に登ってみると、松坂市の全景を見渡すことができる。 

2.戦国最強の水軍の本拠地 鳥羽城跡>
その後、JRに乗車してJR鳥羽駅に移動する。鳥羽市は、伊勢湾に面する海の幸の宝庫としても有名だ。私も小学生の頃、鳥羽駅の真向かいにある鳥羽水族館に就学旅行で訪れたことがあり、懐かしい。まずは、鳥羽駅の南側に位置する鳥羽市歴史文化ガイドセンターで自転車を借りて、市内をサイクリングする。

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今回の旅の最終目的地は、海に面する城山公園(鳥羽城跡)だ。

鳥羽城は、1594年に戦国時代の武将 九鬼嘉隆(くきよしたか)が築造した。嘉隆は水軍大将として、織田信長や豊臣秀吉に仕えて活躍した武将で、「関が原の合戦」では西軍に味方をした結果、自刃している。現在、この城跡は伊勢湾を見下ろすことができる公園となっているが、海が見えるお城というのもなかなか珍しい。当日は桜も満開で、海と空の青色と桜のピンク色が絶妙のコントラストをかもし出していた。

その後、自転車で市内各所を散策してから、JR鳥羽駅まで戻り、「鳥羽→亀山→柘植→草津→大阪」という経路で大阪駅に戻ったのであった。

3.まとめ
 今回の一泊二日の旅行では、長浜城~関が原古戦場~大垣城~岐阜城~松坂城~鳥羽城と戦国時代の史跡をたどった。「信長の野望」に端を発した歴史ブームがこのような形にまで波及するとは思わなかったが・・・。ただ、4月初旬の時期に訪れたためか、両日ともぽかぽか陽気で、満開の桜を鑑賞できたのは、思わぬ役得だった(実際、翌週の関西地方は雨模様で多くの桜は散っていたと思う)。

また機会を設けて、今回のように歴史をたどる旅をしてみたい。

こんな城もあったんだ~日本名城・奇城ガイド~

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