少し前の話になるが、8月の盆休みに兵庫県丹波市にある黒井城跡を訪れたので、その様子を紹介したい。
黒井城は、南北朝時代に赤松氏によって築城されたのが起源で、標高356メートルの山頂部に位置した山城だ。戦国時代に織田家の重臣である明智光秀が攻めてきた際、赤井直正がこの城にたてこもって撃退したという逸話が残されている。
当日はJR大阪駅から福知山線に乗車してJR黒井駅で下車する。そこから北に15分ほど歩くと、登山口に到着。そこからいよいよ登山開始だが、それほど急斜面というわけでもなく1時間ほどで山頂に到着することができた。目の前には360度が見渡せる大パノラマが広がる。この絶景を眺めることができただけでも、来たかいがあるというもの。
私は数年前に同じ兵庫県の竹田城(黒井城の西北に位置する)に登ったことがあるが、雰囲気的にはよく似ている。さすがに竹田城ほどの規模はないが・・・。
さて、スマホで写真を撮りつつ、1時間ほど絶景を楽しんだ後、下山することに。帰りもスムーズで40分ほどで下山完了。せっかくなので、近所の市民センターに設置されている続日本100名城のスタンプを押印してからJR黒井駅まで戻り、帰宅したのであった。
2020年の大河ドラマは明智光秀を主人公とする「麒麟がくる」が放送されることが決まっているが、登山口に至る街中にもそのようなポスターが貼られており、町おこしの一環ということだろうか。おそらく来年は大河ドラマの影響で黒井城跡を訪問する人も増えるかもしれない。