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【旅行】Sabosanの中国地方漫遊記 その1(三江線ラストラン編)/3月31日に最終運行となったJR西日本 三江線に乗車する

JR西日本三江線のラストランに参加した件について。 まず、ラストラン(3月31日)の前日、仕事が終わってそのまま新大阪駅に向かう。近くの商業ビルで妻と息子と待ち合わせて、トイレで妻に持参してもらった私服に着替える。その後、19時半出発の新幹線こだまに息子と乗車して広島に向かう。その日は駅近くのホテルで一泊。そして、翌日早朝にはJR芸備線に乗車して、9時には三江線の起点となる三次(みよし)駅に到着する。 
三江線は広島県と島根県を結ぶ108キロのローカル路線で、江の川沿いに電車が走るため、車窓から日本の原風景を楽しむことができる。どの駅も閑散としているが、運行最終日というだけあって鉄道関係者・地元ファン・マスコミ・鉄道ファンなど大勢の人が押しかけており、ホームは大混雑状態。やはりJRの路線が一つ廃止されるということは日本の鉄道史にとって大きな出来事なのだろう。
 
 
私と息子はホームに並んで、列車の入線を待つ。あまりの混雑振りに本当に乗れるかどうか危ぶんだが、当日の三江線は通常の1両編成ではなく、3両編成だったので、なんとか座ることができた。それでも社内は大勢の人だかりで、首都圏の通勤ラッシュ並みの混雑ぶりだ。 

最終日だけあって、駅や沿線では、「ありがとう、三江線」などの垂れ幕を掲げられており、地元の吹奏楽隊が演奏をしたり、お餅を乗客にくばったり、列車に手をふったり、と一種のお祭り状態。一番印象的だったのが、江の川でカヌーに乗った人たち(10人ぐらいはいたと思う)が列車に向かって手やオールを振っていたこと。このように地元有志の方たちは、三江線のラストランを演出するために、相当入念に準備をしていたた様子。
 

さて、途中の乗り換えを経て、3時間ほどで山陰本線の江津(ごうつ)駅に到着する。私たちが乗車した列車はそのまま三次方面に折り返し運転をするが、ここでも乗車するたくさんの人だかりで大変な混雑振り。私たち親子にとって三江線は最初で最後の乗車となったわけだが、時期的に桜が満開で、沿線に沿った桜並木を観賞することができた。 
今回のように廃線という出来事がなければ、おそらく三江線に乗ることはなかっただろう。たまたま時期的に息子の春休みに重なったためだが、これも親子にとって良い思い出作りとなった。さて、江津から山陰本線を東に移動して出雲市で一泊。
 
翌日は松江に立ち寄ってから帰阪したが、その模様は次回に。

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三江線写真集

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