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【旅行】Sabosanの中国地方漫遊記 その2(松江編)/一畑電車と松江城

前回の続きを。

3月31日のJR三江線ラストランを終えた当日は、JR出雲駅の近くのホテルで一泊。翌朝にはローカル鉄道の一畑(いちばた)電車に乗車して電鉄出雲市から松江しんじ湖温泉まで向かう。一畑電車は通称「バタデン」の愛称で親しまれ、映画「RAILWAYS」でも取り上げられたので、ご存知の人も多いはず。本作は、大企業のエリートである主人公が母親の入院や友人の死をきっかけに故郷の島根に戻り、バタデンの運転手として第2の人生を送るというハートフルストーリーだ。私は、Amazonプライムで観賞したが、なかなかの良作。

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RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(予告)

 

このバタデンに乗車して東(松江方面)に向かう。途中、のどかな田園風景や静かにたたずむ宍道湖(しんじこ)などが広がり、のんびりとした車窓を楽しむことができる。

 

 

乗車して一時間ほどで終点の松江しんじ湖温泉(松江市)に到着。松江市は、松江城を中心に城下町の面影が残る歴史ある街だ。1600年の「関ヶ原の戦い」の後、徳川家康から出雲と隠岐を拝領した堀尾吉晴が松江城と城下町を建設し、現在の松江市の礎を築いたとされる。

松江城へは歩いて15分ほどで到着。それほど巨大な城ではないが、建築当時のまま保存されている現存天守閣は国宝に指定されるほど歴史的価値がある。私たちが訪れた時期は桜が満開で、天守閣からは桜色に染まった松江市の光景を見下ろすことができる。

 

 

時間の関係でこれ以上はのんびりできないため、その後はJR松江駅まで向かい、岡山経由で大阪駅まで戻ったのであった。 このように広島県、島根県をめぐる二泊三日の親子旅は無事に終了。今回の旅行はたまたま出発の一週間前に三江線の路線廃止のニュースを目にして、息子のリクエストで急遽決まったわけだが、三江線の消滅に立ち会えたことは私たち親子にとって良い思い出になったと思う。 

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