1.土地家屋調査士である友人W氏について
先日、GW期間中の某日に大阪の難波においてある友人と1年ぶりに飲み会を行った。この友人(仮にW氏としておきたい)とは、私が大学を卒業して最初に就職した司法書士事務所と提携する土地家屋調査士事務所のスタッフとして知り合った。双方共に同年齢かつ共に補助者ということもあり、すぐにうちとけ仕事以外のプライベートでも付き合うようになったのである。私にとっても付き合いの長い人物であり、私も思考方法や言動において様々な影響を受けている。
ご存知のとおり私は、転職して司法書士の業界を離れたが、W氏はそのまま土地家屋調査士の業界にとどまり、働きつつ試験勉強を継続していた。そして、数年前には見事に土地家屋調査士試験に合格して、今は独立開業して一国一城の主である。従って、企業法務担当者である私とは仕事上の接点は全くないのだが、だからこそ、異業種にあるW氏との交流は私にとっていい意味での刺激ともいえるため、定期的に会って近況報告や情報交換を行うようにしている。
2.世代間格差や不景気の実感
そのようなわけで、私の方からW氏に声をかけて、大阪ミナミの難波で約1年ぶりの飲み会を二人で行ったのである。その際の主な話題は、
・お互いの仕事のこと
・世間の景気のこと
・結婚や家族のこと
・今後の日本や世代間格差のこと
などに渡ったのだが、特に世代間格差についてしみじみと語ってしまった。やはり30代にとっては、一昔前に比べての税金や社会保険の負担増が本当に肌身に感じるためである。我々世代は、バブルも経験したこともなく、就職氷河期にも直面しており、悲しいかな、正直言ってまともに貧乏クジを引いた世代ともいえる。
また、将来の社会保険制度について話をした際に、W氏の知人である社会保険労務士が話題にあがったので、紹介しておきたい。その人物は独立事業主であるため、毎月約15,000円ほどの国民年金保険料の支払義務があるのだが、「たとえ全額払ったとしても、将来それに見合うリターンがないため、ばからしい」として全く支払っておらず、その分を貯蓄しているとの事。確かに保険料の分を将来に備えて貯蓄する事の方が絶対に有益なのは確かであろう。しかし、社会保険のプロである社会保険労務士が国民年金保険料を支払っていないとは、わが国の年金制度の崩壊を予測させる悲しい話ではあるが…。もちろん会社員である私は、残念ながらそのような芸当をすることはできない(泣)。
3.まとめ
以上のような事を話しつつ、次回の飲み会を約束した私とW氏であった。普通は仕事同士で仲が良くなり、プライベートでの交流を行ったとしても、仕事関係がなくなると切れることが多いのではないだろうか。従って、W氏は私にとっても10数年来の付き合い継続する貴重な友人である。今後も彼とは細く長く付き合っていきたいと考えている。
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