企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【転職】転職活動でご縁がなかった会社「このテクニックでSPIで高得点が可能・・かも!?」/5社目 E社(大手重工系メーカー)

今回紹介する会社は書類選考を突破したが、予定していた面接直前にSPIの結果により不合格となった悲劇(?)のパターン。
 
<5社目 E社(兵庫県)大手重工系メーカー 法務職>
 
1月下旬  人材紹介会社に応募
2月上旬 書類選考に合格し、面接が予定
2月中旬 面接前にSPIを受験したところ不合格
 
E社は国内有数の大手重工系メーカーで、常時法務担当者を募集している(ただし、現在は募集を停止している様子)。Openworkでクチコミを調べたところ、さすがに大手で、待遇面で大きな問題はなさそう。ちなみに、転職エージェントのサイトで掲載されていた当時の募集要項は以下のとおり。
 
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BtoB から BtoC にわたる多様な製品の国内外の以下様々なビジネス法務業務
・契約書(日本文、英文)の検討、ドラフティング、交渉・取りまとめ
・訴訟案件その他紛争(国内、海外)への対応
・弁護士(国内、海外)との打合せを含むやりとり・連携
・その他国内・海外の法務相談案件への助言・支援
・法務専門チームの取りまとめ
【採用背景】既存ビジネスへの確かな法務支援に加えて、積極的な新規ビジネスの開拓・進出に係る法務支援が求められていることから、増員募集
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試しに応募したところ、書類選考は合格となり、次の面接が決定。相手方の人事部からSPIの受験案内メールを以下の通り受信する。
 

 
しかし、SPI受験に臨んだが、まったくヤマが当たらず惨敗・・・。よほど結果が悪かったのだろう、2~3日後にはE社から不合格の連絡を受けて面接をする機会すら与えられなかった。とにかく昨年の転職活動で散々苦しめられたのがこのSPI。限られた時間で慣れない問題に取り組むのは、慣れが必要だし、問題集にない問題も多数登場して、ヤマも当てにくい。そもそもやわらか頭が要求される新卒者ならばともかく、専門性や経験が求められる転職者には合っていないような気がするが・・・。

 

kigyouhoumu.hatenadiary.com

 

ちなみに、この話には後日談がある。

 
昨年の7月頃に前職時代の元同僚達(私を含む大半が前職企業から転職済み)と堺筋本町で飲む機会があり、お互いの転職活動時のネタで盛り上がった。私がE社のケースを引き合いに出して、散々苦労させられた事をグチると、そのうちのA氏が興味深い発言を。
 
SPIは自宅からオンラインで受験するケースが大半だが、解答するPCとは別のノートPCを用意して、インターネットで問題文の冒頭部分をGoogle検索すれば、模範解答がヒットするのだという。つまり、やっていることは、PC二台をフル活用したカンニングだが、オンラインカメラの接続を強制されない限り、どうやら可能らしい。ただし、短時間で全問正解だと、逆に応募先に怪しまれるので、時間を費やして正解率を8~9割程度に抑えるのがテクニック(?)だとか。いずれにせよ、真偽は不明なのでチャレンジする人は自己責任ということで・・・。
そうすると、真面目に問題集やアプリを使って勉強していた私の立場はどうなるのやら・・・(泣)。まあ、所詮E社とはご縁がなかったということなのだろう。
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開発元:yuth inc.
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書類選考を突破していたE社の面接がSPIの試験結果で直前で取りやめになったように、転職活動においてSPIは足切り的なツールとして利用されるため、それなりに対策が必要。昨年の3月上旬に現職から内定を獲得して、とにかくうれしかった事がSPI受験から解放されることだった。その後ただちに前職に退職の申し出を行った私は、退職準備を淡々と進める一方、せいせいしながらSPI問題集やアプリを全て処分したのは言うまでもない(転職活動を行っていて一番うれしかったのが、あの瞬間だったかも)。