- チームとしての成果の最大化のための目標と役割の設定
- 部下のオペレーションのチェックと指導
- 部下のモチベーション向上(声かけや面談)
東レ出身の著者が手紙という形式で、マネジャーの考え方や姿勢をアドバイス。実体験に基づく教えは非常に参考になる。マネジャーになったらまず最初に読みたい一冊。
タイトルにあるとおり、「人を動かす」のがマネジャーの仕事。他人との接し方を含み、普段の心構えなど対人関係において意識しておくべきポイントを解説。いわゆる古典中の古典といわれる名著。マネジャーのみならず、全ビジネスパーソンの必読書だろう。同じ著者の「道は開ける」と合わせて繰り返して通読中。
著者は元リクルート出身で、社内の利害関係をたくみに調整しながら、自分らしく自己実現を果たすには政治力が必要だと説く。会社という環境は一種の伏魔殿で、様々な利害を持つ人間が集う場所。全てがきれいごとだけでは済むわけではなく、集団の中で自分を処する社内政治力が求められる。ズバリここまで社内政治というテーマに焦点を置いた書籍は珍しい。逆に、こういう考え方もあるのだな、と非常に参考になる一冊。
検定試験のテキストだが、マネジメントに関する総合的な基礎知識が身につく書籍。理論重視な一面があるいが、初心者向けにはちょうど良いかもしれない。やや建前論的な内容に終始するが、一読して損はない。別に検定試験までは無理して受ける必要はないと思うが。
転職やヘッドハンティングなどで他の会社でマネジャーをやることになった人に対する指南本。まるで私にピッタリの書籍だが、「よそ者」が新天地でどのように成果を発揮する方法について解説しており、具体的な事例も多く、要所要所で参考になる。
他にも私は、古今東西問わず、古典好きでスマホのKindleアプリで毎日少しずつ通読している。これもマネジャーのみならず、ビジネスパーソンの心構えを鍛えるのに非常に有益。
マネジャーにとって重要なのが自分の価値観に基づくリーダーシップであり、それまでの人生経験が強烈に反映されやすい。例えば、これまで接してきた上司もある意味「勉強材料」のようなもの。前職時代も一人法務という立場上、各事業部の様々なマネジャーに接する機会があったが、「この人はすごい。ぜひ見習いたい」と感じる一方で、「なんでこの人物がマネジャーなんだ?どうみてもその器じゃないのに。これも好き嫌い人事の弊害だな・・・」と感じることもたびたび。 今にして思えば、私なりのそうした人間観察の人生経験が現職のプレイングマネジャーたる現在の私に相当役立っているから人生とは不思議。
結局マネジャーとは、チームの成果を最大化するのが役割であり、そのためには、当人の人生観や信念をアウトプットに生かす必要がある。そして、読書とは当人の人生観を形成する重要な行動であり、ビジネスパーソンにとって読書を通じた継続学習は欠かせないと思う。