2ケ月前に紹介したPS4のアクションゲーム「SEKIRO/SHADOW DIE TWICE」のラスボスをついに撃破して、エンディングを迎えた。
前回も紹介したとおり、このゲームは「死にゲー」と呼ばれる高難易度を誇り、プレイヤーキャラクターはすぐに死んでしまう。もともとフロムソフトウェアは「DARK SOUL」シリーズなどのように、このようなコンセプトのゲームを発売しており、固定ファンは多いようだ。
私の場合、“The Game Awards 2019”で最優秀賞をとったというニュースを聞いて、興味本位でプレイしてみたクチだが、さすがにここまで異常に難しいとは予想しなかった。このゲームは、私のようなライトユーザーは考慮せず、完全に玄人向けに作りこまれた意図を感じる。こんなゲームをよく発売できたもんだと、ある意味感心させられる。
ただ、新型コロナウイルスの関係で4月に非常事態宣言が出された後、どこにも行けない日々が続いており、その暇つぶしにはうってつけ。少しずつプレイして、物語を進めていたのだが、ゲーム後半で苦労したボスは以下のとおり。
①大忍び梟(過去編)
主人公の養父だが、物語後半に立ち寄る過去時代で戦うことになる。爆竹による目くらましなどいやらしい攻撃をしつつ、一瞬でも気を抜くと大ダメージを受ける強敵。50~60回ほどトライしてようやく撃破。
②怨嗟の鬼
主人公の命の恩人であり、左手の義手を整備して主人公をささえてくれる仏師だが、これまでの因果により鬼に変身して主人公に立ちはだかる。ただし、戦闘は必須ではなく、裏ボス的な扱いらしい。ただし、裏ボスだけあって、体力ゲージは多いし、広範囲に及ぶ攻撃をしてくるので、やはり何度もゲームオーバーとなってしまった。40回ほどトライしてようやく撃破。
③芦名弦一郎&芦名一心
芦名弦一郎は物語中盤に撃破しているが、ラスボスの前座として再登場。ここまで来れば、それほど苦労することなく、倒すことができる。問題はその後に登場する芦名一心。ラスボスだけあって、リーチは長いし、食らうと大ダメージで、チート級の強さ。最初に対戦してから2週間ほどかかったが、ようやく撃破した。それもこの攻略動画のおかげで、製作者にお礼を言いたいぐらい。
【隻狼/SEKIRO】超簡単!「剣聖 葦名一心」の倒しかた【攻略&解説】
このようになんとか最後のエンディングを迎えることができたが、このゲームは異常に難しすぎる。途中でクリアをあきらめて挫折した人も多かったのではないだろうか。ライトユーザーをはねのけるような異常な難易度で、これはもう娯楽のゲームというより苦行に近い印象。
しかし、不思議なことに何度もチャレンジするうちにコツがつかめるようになり、最初は苦戦していたボスを撃破したときの感動はひとしお。これがこのゲームの面白さかもしれない。ビジネスパーソンに必要な粘り強さ(GRIT)を鍛えるにはちょうど良い教材かもしれない、といったらほめ過ぎか。
このゲームを発売したフロムソフトウェアは、SEKIROの発売前にも「DARK SOUL」「 Bloodbone」などダークファンタジーな「死にゲー」を発売している。SEKIROで初めて「死にゲー」を体験した私だが、落ち着いたらチャレンジしてみようかと考える今日この頃。