企業法務担当者のビジネスキャリア術

転職経験が豊富な企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【今週のお題】練習していること/週末に自宅で法務研修の事前練習中

今週のお題「練習していること」

 

 
以前に触れたとおり、私は今春に社内向けの知財研修や新入社員向けのコンプライアンス研修の講師を務める予定。
 
企業法務担当者にとって社内研修という仕事は、純粋に従業員の育成やレベルアップという面に加えて、自分自身の名前と顔を売る絶好の機会。従って、この研修で大失敗をやらかすと法務部門に対する信頼にも悪影響を及ぼしかねないので、気がぬけない仕事でもある。私自身は前職時代から法務研修・与信管理研修・コンプライアンス研修・知財研修などの幅広いジャンルで多くの場数をふんでいるので、すっかり慣れたもの。すでに自分流のスタイルは確立しているので、それに沿って実施するだけ。
このように、社内研修に関しては百戦錬磨な私(?)であっても、研修に際して絶対に欠かしていない準備作業が一つある。それは自宅での予行練習を何度も行うこと。具体的には、本番1~2ケ月前から自室で、スマホのタイマーアプリで時間をはかりながら、本番さながらのプレゼンを行う。そうすれば、「この箇所は特に強調しておこう」「時間の関係もあるし、それほど重要でない箇所は軽く流す」「この箇所でサブ資料のPDFを展開する」などの感触がつかめるようになる。何より、時間配分のコツがある程度把握できるのは大きい。また、Teamsによるオンライン形式の場合、自宅の別室にいる妻相手にオンラインで練習相手を務めてもらう。さすがに経験豊富な私であっても、ぶっつけ本番は無謀としか言いようがない。
 
これまで受講者から「Sabosanはプレゼン慣れしていて、話が上手い」という有難いお言葉を頂いたことはあるが、それはこのような普段見えない努力の積み重ねがあるから。ちなみに、プレゼンのテクニックは、会社から手取り足取り教えてもらった事は一度もないし、全ては私自身の独学と試行錯誤(トライ&エラー)の積み重ねにより習得したもの。
 
 
「学問に王道なし」ということわざがあるが、プレゼンも同じ。地道かつ入念な事前準備でプレゼンの成否は決まるといっていい。仕事でプレゼンを行う機会のある人は是非一度試してみてほしい。