私は、あまりテレビは見ない方だが、BS放送の紀行物や歴史や鉄道をモチーフにした番組はたまに観賞している。それらのうちで、私が毎週チェックしている番組がこちら。
この番組は、歌舞伎役者の片岡愛之助が歴史の真実を検証するというコンセプトで、様々な歴史の裏側を垣間見ることができる。つい先日放送100回を迎えたところで、戦国時代をはじめとする歴史ファンにはなかなか楽しめる番組だ。
片岡愛之助のかなりわざとらしい演技とコメンテーターと対談するときのかなりくだけた関西弁のギャップが興味深い。私がこの番組を見たのは、1年ほど前だが、番組で取り上げられた題材は、戦国時代が大半を占めており、江戸時代や明治時代なども一部取り上げられている。
片岡愛之助といえば、「半沢直樹」でも主人公の敵役を演じる一方、2016年の大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の義父であり、豊臣家の重臣である石田三成の盟友 大谷吉継を演じている。大谷吉継という武将は豊臣秀吉の小姓あがりだが、秀吉をして「100万の兵を指揮させてみたい」と言わしめた文武両道の名将の一人。それを大人の渋さを感じさせつつ、重厚な演技を見せていた。そういえば、本人は大谷吉継を演じるにあたって、その死に場所となった関ヶ原にお参りに行って(1600年の関ヶ原の戦いで自刃)、ロケにそなえていたが、肝心のドラマでは関ヶ原ロケはなくて、当人はがっかりしたらしい。
何はともあれ、歴史好きにはなかなか楽しめる番組なので、今後もフォローしていきたい。