先日の週末(12/9)の出来事。
その日は特に予定がなく、自宅でのんびりと過ごすつもりだった私。朝食中に妻がタブレットで以下のサイトを見せながら、「今日がこの展示会の初日だから一緒に行こう!」と提案してきた。なんでもアナログとデジタルが融合したハイブリッド展覧会との事。何それ?
妻は、西洋画家のアルフォンス・ミュシャの大ファンで、結婚前から美術館にも何度か付き合ったことがあるし、確か公式画集も持っていたはず。場所は梅田のグランフロント大阪。このあたりは前職時代に仕事の関係で何度か訪れたことがあるので、懐かしさもあって一緒に行くことにした。ちょうど子供たちは朝から出かけており、急遽妻と美術館デートとなったが、私もまんざらではない。
というわけで、会場に到着。グランフロント大阪の奥にあるオフィスフロア付近の1階が入口。ちなみに、12月ということもあり、あたりはクリスマスムード一色。
奥に進むと地下へのエスカレータがあり、降りたところが会場入り口。初日の午前中のためか、予想に反して入場者はそれほど多くなさそうな感じ。
入り口の注意書きを読んだところ、なんと会場内の写真・動画の撮影はOK(!)。ただし、あるスポットだけは撮影NGとの事。それでも気前の良い話。
会場入り口から反時計周りに円を描くように進んでいく。撮影OKなので、遠慮せずに撮りまくる。
※この付近の動画撮影はOK。
後半には、ミュシャが描いた挿絵や切手なども展示。妻によると、「これらは初めて目にする貴重な数々で、これを見るだけでも来て良かった」との事。
そして、今回の展示会で一番のポイントは「動くミュシャ」を表現した会場中心部のコーナー。周囲270度を取り囲むように液晶モニタが設置されており、ミュシャの作品がぬるぬると(?)動く、動く。例えば、ミュシャの作品の女性達がまばたきをしたり、首をかしげるという動作をする。注意書きにあるように、ここでは原則として撮影は禁止されているが、以下のシーンだけは撮影が許可されている。せっかくなので、その写真を公開しておこう。
出口付近にはもう一つの売りのイマーシブフォトコーナーが設置されており、入場者は記念として右から二つ目の空間に立って記念撮影することができる。
※背景の花びらが上から下へ舞い降りる記念撮影コーナー。
そして、最後に物品販売があるのはお約束。せっかくなので、お土産として以下のアイテムを妻にプレゼントした。
このような感じで、ミュシャ展を堪能した私たち。「ハイブリッドミュージアム」の名前に恥じないアナログとデジタルが融合した現代的アート空間をじっくり体験することができた。あと、大半の作品が撮影OKという主催者サイドの太っ腹には大変驚いた。これもSNSを重視する時代の風潮を意識しているのだろうか。
※チラシとチケットの半券。