今年も早いもので、盆休みに突入。せっかくなので奈良県香芝市にある二上山(にじょうざん)に登ったので、その様子を紹介したい。二上山は、文字通り雄岳(517m)と雌岳(474m)という二つの頂が寄り添う形状が特徴。
当日はJR環状線鶴橋駅から近鉄電車に乗り換えて、近鉄二上山駅で下車する。ここから南西の登山口を目指す。この日も快晴で良い天気。暑い日になりそうだ。
※近鉄二上山駅はこじんまりした駅舎の無人駅。
自販機でお茶を購入して、民家や神社の間を抜けながら南西に向かって歩くと、やがて20分ほどで登山口に到着。柵を開けて登山開始だ。
当日もうだるような猛暑日だったが、いざ山あいの道に入れば、直射日光はさえぎられ、暑さは多少やわらぐ。また道中にはセミ(ひぐらし)の鳴き声が聞こえる場所もあり、そこでしばし休憩。もの悲しい鳴き声に晩夏の風情を感じる。その動画は以下のとおりだが、音量を大きくして聞いてほしい。
※ひぐらしの合唱が聞こえるベンチで休憩。晩夏を感じるひととき。
二上山はハイキングコースとして紹介されていることもあり、山道もよく整備されていて、とても登りやすい。適度に休憩しながら1時間半ほどで雄岳に到着する。ただ残念なことに展望はやや今一歩か?
※残念ながら雄岳は木々に囲まれてほとんど展望がない。残念。
一息ついた後にそのまま隣の雌岳に向かう。それほどたいした時間を要することなく馬の背経由で30分ほどで到着。山頂は開けた空間で、日時計があり、雄岳に比べるとまだ解放感があるかも。このスポットから東には香芝市を、西には藤井寺市の街並みを見下ろすことができる。ただ、その分日差しを遮るものがなく、非常に暑い。なのでランチ休憩も30分ほどで切り上げることに。
※東の香芝市を眺めて。あと暑さのせいかスマホが熱をもっており動作が少しおかしい。
※雌岳は開けた場所で開放感がある。しかし、直射日光がすさまじい。
そのまま南から東に進路を変更して二上山を下山して、近鉄当麻寺駅に向かう。途中、大池という場所で「夏」をイメージする風景に遭遇したので、思わずスマホで写真撮影。青い池と空と白い雲がなんとも対照的。これも夏の思い出の一つといったところ。
※私の住んでいる地域ではまずお目にかかれない光景。知らない風景に遭遇できるのもトレッキングの楽しみ。
直射日光の中、駅まで40分ほど歩いたが、なかなかハードだった。当日ペットボトルのお茶は3本を用意していたが、あっという間に飲み干してしまった。おかげで体重は減ったけれど、この時期のトレッキングはなかなか命がけ。
さて、次回のトレッキングの頃には暑さもマシになっていてほしいが、どの山へ足を運ぼうか。