企業法務担当者のビジネスキャリア術

氷河期世代の企業法務担当者がライフログとして日々の出来事を記録しています。2009年に開始したブログは16年目を迎えました。

【転職】企業法務の未来を探る!/関西エリアの企業法務担当者の求人情報を検索してみた

私は、たまにブログのネタ探しとして関西圏の企業法務担当者の求人情報をチェックすることがある。今回は、その一部を紹介しよう。
 

 

 
①(株)桃谷順天館
 
  • 老舗の化粧品メーカーで、法務・知財管理部に配属予定。現在は、2名(管理職50代男性、30代男性1名)で増員募集。管理職の役職定年をふまえてだろうか。
  • 予定年収 390万円~500万円とあるが、20代~30代募集?
  • メインはもちろん契約業務だろうが、広告審査などにも関与するかも。
 
②新明和工業(株)
 
  • プライム上場の大手でごみ収集車や飛行機のタラップなどのメーカー。
  • 法務部門は4名体制(50代部長、40代課長、40代係長、20代メンバー)で、増員募集。
  • 予定年収は450万円~600万円とあり、ターゲットは30代?
  • 実は、かなりの大昔にこちらの会社に応募したことがあり、書類選考であえなく不合格となった会社。前職在職時に取引先として取引基本契約書をチェックした時には驚いたが・・・。
 
③極東開発工業(株)
 
  • ダンプトラックなどの特装車のメーカーでプライム上場。
  • 法務広報部(!)に配属予定で、計6名(部長1名(50代)、課長1名(40代)、担当者4名(40代 1名、30代2 名、20代 1名)で構成。そのうち法務担当は2名。法務機能と広報機能が一体となった部門はかなり珍しい。私も過去の転職活動で様々な会社の求人情報を見てきたが、こういう組織は初めて。
  • 年収530万円~760万円とあり、30~40代を想定?
 
④(株)堀場製作所
 
  • プライム上場の計測器メーカー。
  • 法務部は12名というかなりの大所帯で構成されており、3チームで編成。案件の受任は社内システムで受け付けて、担当者とチームリーダーが機能的に処理するようだ。かなりシステマチックにオペレーションを進めている様子。こういう法務部門はノウハウがしっかりと蓄積・共有されているだろうし、在籍すれば企業法務担当者として実力が鍛えられるだろう。
  • 予定年収は、400万円~600万円とあり、30代を募集?
 
⑤SPK(株)
 
  • 自動車の整備・補修部品を扱う専門商社(プライム上場)で、業績もまずまず。
  • 人事・総務部内の「法務・リスクマネジメント課」に配属予定で、現在は課長一人で構成されている様子(一人法務)。商標管理など知財的な仕事もあるようだ。
  • 商社ならば、与信管理も求められるがこちらにも関与するのだろうか。それとも財務経理部が担当?というのも私自身は、前職では企業法務と与信管理の双方を経験しており、商社の法務担当者の立ち位置は熟知しているので。
  • 予定年収は600万~800万とまあまあ高い。30~40代を想定か。
 
ちなみに、上記⑤に関して、前回の記事で紹介した大阪環状線徒歩一周の際に、実はこの会社の本社前を通行していた私。JR福島駅のすぐ近くなので通勤は便利そうだ。役割と立ち位置が前職の私のそれとかなり似ているし、あと私の実家にも近いし(笑)、個人的には非常に興味がある求人案件(といっても応募するつもりはないけど)。
 
あと、せっかくなので興味半分にクチコミサイト「OpenWork」で上記①~⑤の社内事情も目を通してみたが、それについての言及はやめておこう。興味がある人は自分で確認してほしい。
 
 
このように、関西における企業法務担当者の求人はそれなりにあるようだが、様々な規模の会社が法務部門の充実に力を入れているのが垣間見える。昔を知る身にすれば、隔世の感がある。中堅~大手クラスの会社では法務コンプライアンス体制の構築が重要視されているのは事実だろう。
 
 
 
今後もこのような感じで、ブログのネタとして不定期で取り上げてみたい。