１．クリアするのに死ぬほど苦労したゲーム
２年ほど前にPS4ゲーム「SEKIRO」（フロム・ソフトウェア）について触れたことがあった。本作の開発元は日本メーカーだが、その年に世界で発売されたゲームを表彰するThe Game Awards 2019において、最優秀賞を受賞したというニュースを知って興味を持ったのがきっかけ。
「日本のゲームが最優秀賞！？一体どんなゲームなんだろう・・・？」と興味半分の軽い気持ちで本作をプレイしたが、後になって後悔することになる。さすが「死にゲー」（プレイヤーが頻繁に死亡するゲーム）と言われるだけあって、とにかく主人公がすぐに死亡する。あまりの難易度の高さに途中で挫折したプレイヤーも少なからずいるらしい。
一方、攻略サイトや動画を参考にしてなんとかクリアした私。ところが、それをきっかけに同社の「死にゲー」に興味がわいて、「Bloodborne」「DARK SOUL」「DARK SOUL２」をプレイ。これらはいずれも「死にゲー」と総称されるダークファンタジー的な作風で、若干おどろおどろしさを感じさせる雰囲気が特徴。
また、作中では明確なストーリーや目標はあえて情報開示されず、プレイヤーの想像力にゆだねる側面があるのも独特。従って、これらのシリーズは小さい子供向けではないと思う。
もっとも、私は子供の頃からゲームブックやファンタジー小説（ロードス島戦記、ドラゴンランス戦記）などで剣と魔法のファンタジーが好きで、このような世界観にすんなりとなじむことができたが。
２．世界中のゲームファン注目の大型新作！？
そんな中、フロム・ソフトウェアから2月25日に全世界で発売される新作「ELDEN RING」が大きな注目を浴びていた。本作は、これまでのSOULライク作品の集大成とされており、世界中のファンの間でも前評判は高かった。発売日の前週にはドイツから全世界同時配信を行うなどかなりの大型イベントを実施したぐらいだから、注目度の高さは相当なもの。ここまでくると、もはや世界レベルのお祭り状態。
「このビッグウェーブ（？）に乗り遅れまい」と考えた私は、早速Amazonで注文。発売日に到着した本作をプレイしてみた。
- フィールドがとにかく広大で、どこまでも行けるのは爽快。まるでその世界にいるかのように没入感がすさまじい。
- 敵キャラのうち、ボスが非常に強く、全く勝てない。さすが死にゲー。
- かなりのボリュームなので、クリアするには相当時間がかかりそう。特に私のような初心者は攻略サイトをチェックしないと先に進めそうにない。
発売日以降はネット界隈でも「ELDEN RING」が話題の中心となっており、しばらくはこの話題が盛り上がりそう。この完成度ならば、The Game Awards 2022で本作の受賞は確実ではないだろうか。日本のゲームがこれだけ世界中で高い評価を受けているのは、日本人としてもうれしい。
