さて、福岡家族旅行も4日目で最終日。
1.人生初のトゥクトゥクドライブ体験!
この日は、ホテルをチェックアウトし、荷物を博多駅近くのコインロッカーに移動させてから地下鉄に乗車して西の唐津方面に向かう。姪浜を経由して筑前前原駅で下車して駅前の観光案内所へ。それは、事前に予約していた「ある乗り物」を受け取るため。
そう、それは、トゥクトゥク。東南アジアの街角を走る小型乗用三輪車として知られるが、日本で、しかも家族旅行で乗る機会はそう多くない。せっかくの糸島観光、少し変わった移動手段で楽しんでみよう、というわけ。

なお、筑前前原駅から北側に広がる半島一帯は「糸島」と呼ばれるエリア。福岡市西部に位置し、青く澄んだ海と白い砂浜、点在するおしゃれなカフェやリゾート感あふれるスポットが人気で、「福岡のハワイ」とも称されるらしい。スピードを競う旅ではない糸島観光には、トゥクトゥクのマイペースな走りがちょうど良いかも。
2.海沿いスロードライブの開始!
最初のドライバーは妻。筑前前原駅(マップ①)を出発し、北西に立石山方面を目指して走り出す。しばらくは国道を進むため、普通乗用車と一緒の走行となるが、そこは非力なトゥクトゥク(最高時速40キロ)。次々と追い抜かれていくのはご愛敬。

※これがトゥクトゥク。冬場なので、風よけ用の保護カバーが装着されている。

※妻の勇姿(?)をご紹介。ちなみにここまで露出が多いのは、本ブログ始まって以来かも。
※カンカンと音がするのは保護カバーの留め具の音だが、少しうるさい。
新町漁港(マップ②)を過ぎる頃には、交通量は一気に減り、景色は一変する。左手には穏やかな海が広がり、潮の香りが風に乗って届く。この日も11月とは思えないほどの陽気で、寒さとは無縁だ。自然とスピードも落ち、潮風を浴びながら、エンジン音と景色をBGMに、のんびりとした“スロードライブ”を満喫する。

※砂浜沿いの駐車場でしばらく休憩・・・。寄せては返す波音が心地よい。
トゥクトゥクは、マップ②③を経由して左手に海を眺めながら綿積神社(マップ④)に到着し、しばし休憩。こここからいよいよ立石山を目指す。コミュニティセンターまで戻り脇道へ入ると、道は志摩サンセットロードというジグザグの登山道へ!
・・・ところが、ここでトゥクトゥクの弱点が露呈してしまう。坂道では明らかにパワー不足。スピードはみるみる落ち、しまいには停車するとジリジリと後退し始める始末……(正直、かなり怖い)。安全第一ということで、無理はせず、この先への前進は断念。マップ③付近まで引き返し、車道を走って半島の先を目指す計画に切り替えた。こうしたハプニングも旅の良い思い出かも。そうして糸島の海沿いドライブを存分に楽しんだ後、レストランカフェでランチタイム。心地よい疲れとともに食事をとる時間は、旅の中でも特に印象に残るひととき。




※あの山には展望台があり、トトロの森という道を通っていくらしい。
気がつけば、レンタル開始からすでに4時間が経過。残り時間を考え、名残惜しさを感じつつも駅前の観光協会へ引き返す。トゥクトゥクを返却して、今回の“人生初のトゥクトゥク体験”は無事に終了となった。
3.博多から大阪への帰路へ
筑前前原駅から地下鉄博多駅を経由し、福岡空港へ向かう。フライトまでの時間を利用して、空港内の飲食店フロアで最後の食事を堪能。やっぱり外せないのはもつ鍋!最後の最後まで福岡グルメを満喫する。



※定期的に食べたくなるのが「おおやま」のもつ鍋。大阪でもちょくちょく食べに行っている。
夕食後、空港内を散策。展望デッキに出ると、すっかり日が落ちて夜景が広がっていた。滑走路を忙しく行き交うフライトの様子を眺めながら、今回の福岡旅行を振り返る。その後、飛行機に搭乗して、大阪への帰路に着いたのだった。


※名残惜しいが、福岡での光景もこれで見納めだ。
4.まとめ ~大満足の3泊4日旅行~
こうして3泊4日の福岡家族旅行は無事に終了。
今回の旅行は、とにかく晴天に恵まれたことが助かった。台風などの心配もなく、おおむね計画どおりの予定をこなすことができた。特に2日目の小倉~門司登山や3日目での相島での猫とのふれあいは、家族全員にとって忘れられない最高の思い出となった。そして、福岡の美味しいグルメ、歴史、そして美しい自然を満喫し、大満足の家族旅行。晴れ渡る冬空の下で過ごした福岡での時間は、家族の記憶にしっかりと刻まれたように思う。

ちなみに、私は、前職時代に博多と熊本にある営業所に法務研修の出張講師として頻繁に訪れており、その合間を利用して各地を観光したもの。これも出張の役得のようなもので(笑)、その機会を最大限活用。従って、関西人にしては九州各地の土地勘はかなりある方。
従って、今後もその土地勘を生かして家族旅行などで九州を訪れてみたい。例えば、大阪南港から出ている九州方面に向かうフェリー(さんふらわあ)などを検討中。
