１．３年半ぶりの博多出張
先日から続いている与信管理研修だが、東京に続き今度は福岡営業所で実施。場所は博多駅から地下鉄で数駅程度の距離。ちなみに、偶然ながら前職の福岡営業所がすぐ近所にあり、日帰りや泊りでよく訪れたもの。博多駅周辺にはかれこれ１０回以上は訪れただろうか。なので、それなりの土地勘はある方。
当時の日記を確認したところ、前職時代に法務研修の講師として最後に博多に出張したのは2020年2月。ちょうどその後ぐらいから新型コロナウイルス騒動が起き、出張はパタリと途絶えてしまった。さらに異動になって、もはや博多に行く機会はないと思っていたが、現職の法務部門マネジャーとして転職し、こうして再び博多を訪れることになってしまった。本当に人生とはわからないもの。
２．７年ぶりに福岡城跡を訪問
そのような事を考えながらも、研修自体は無事に終了。帰りの新幹線の乗車時間まで３時間ほどあったので、二か所だけ寄り道することにした。一つ目は、福岡城跡。2016年10月に出張で初めて博多を訪れた際、翌日の土曜日に福岡市立博物館と柳川をセットで観光した思い出がある。
今回、７年ぶりに福岡城を再訪。地下鉄空港線の赤坂駅で下車して少し歩くと福岡城の石垣などが保存された区域で、その一部は広場や陸上競技場になっている。
福岡城内でまず立ち寄ったのは、福岡城むかし探訪館。こじんまりした施設で、黒田官兵衛・長政親子や福岡城の成り立ちなどを紹介。こちらで御城印を購入する。
その後、広大な福岡城跡を散策しつつ、本丸跡を訪れる。福岡城は、福岡藩52万石の初代当主 黒田長政が設計・築城したもので、天守閣などは再建されておらず（ただ、存在自体が疑問視されているらしい）、石垣や展望台が整備されているだけ。まさしく城跡という感じ。
展望台からは福岡市内を一望できる。相変わらずの猛暑日で日差しは強いが、先日の東京出張時と違って風が吹いてなかなか心地よい。
３．博多グルメ もつ鍋を堪能
福岡城跡を巡った後は、地下鉄に乗車して博多駅に戻る。その時点で午後４時半ぐらいで、少し早いが夕飯を食べることにした。前職時代も出張するたびにこちらの店に足を運んでおり、大阪にある店舗にもちょくちょく食べに行っている。
４．博多を拠点に九州北部を観光した思い出
前職時代には、宿泊込みの博多出張も多かった。その場合、移動日に福岡県内から大分や佐賀まで足を運んで観光した思い出がある。特に九州には有名な戦国武将の拠点や歴史スポットが数多く、見どころは多い。そのうち特に印象が強かった場所を以下のとおり紹介しよう。
＜2017年8月 名護屋城跡＞
日曜日に大阪から博多に移動。そのまま福岡市営地下鉄空港線を終点の姪浜まで向かい、JR筑肥線に乗り換えて、終点の西唐津に到着。そこからバスを二台乗り継いで名護屋城跡を訪れた。とにかく行くまで相当苦労した思い出がある。博多から１時間半～２時間ぐらいかかったような。しかし、苦労してたどり着いただけに玄界灘を目にした時の感動はまたひとしお。
＜2017年8月 小倉・門司・中津＞
博多駅から鹿児島本線や日豊本線で小倉・門司・中津まで足を延ばす。特に門司にある鉄道博物館や中津にある中津城（黒田半兵衛が豊臣秀吉から領地を与えられた場所）は見どころがあった。
＜2019年9月 風師山＞
博多から門司まで移動し、近くの風師山（362ｍ）に登頂する（出張時にトレッキングポールを持参）。頂上から関門海峡の絶景を堪能しつつ、平家物語で有名な壇ノ浦の戦いに思いをはせる。
＜2019年12月 九州国立博物館＞
たまたま広島出張の後に福岡に向かう用事があった。４時間ほど時間が空いたので、当時大宰府の九州国立博物館で開催中だった三国志 特別展を訪れる。この特別展は関西では開催されず、東京と福岡のみ。なので、このタイミングでの福岡出張は本当にラッキーだった。
＜2018年9月 熊本空港から福岡空港へダイバード＞
当時、出張で大阪伊丹空港から熊本空港までフライトしたが、悪天候により急遽福岡空港に着陸するトラブルが発生。空港でANAの係員から博多から熊本への新幹線チケットをもらい、急遽博多経由で熊本に向かう。これは法務的には契約義務の不可抗力免責に該当するが、過去の法務研修でネタとして使ったことが何度かある。なんせ講師本人の経験談として語るので臨場感たっぷり（？）。
そういえば、何かの本で読んだが、ビジネスパーソンは、「人と会う・本を読む・旅をする」ことによって人間的に成長できるという。出張自体は結構疲れるが、見知らぬ場所で観光したり、現地グルメを堪能したり、良い人生経験につながる。うまく説明できないけど、これらの人生経験は確かに人間的にプラスになったような気がする。いろいろ理由があって、退職した前職企業だが、これらの機会を私に与えてくれたことには素直に感謝したい（こうしてブログのネタになっているし）。
