企業法務担当者のビジネスキャリア術

東証一部上場企業に勤務する企業法務担当者がライフログの一環として日々の出来事を記録しています。

【仕事術】企業法務担当者から見た「仕事ができるタイプ」とは/業種や職種が違えど「できる人」には共通点がある?

私は、企業法務担当者としての立場上、これまでに様々な社内クライアントと会う機会がある。人の個性というものは本当に様々で、「世の中にはいろいろな人がいるなあ」と何度もしみじみと(?)感じたもの。その中でも「この人はたぶん仕事ができるタイプだろうな・・・」と感じることが何度かあった。 というわけで、今回は私なりの判断基準に基づいた「仕事ができる人」について触れてみたい。 <1.レスポンスが早い人> 例えば、私が契約書作成の前提事実を把握するべく、質問のメールを送信すると、いつも即座に返事を送ってくれる社内クライアントがいる。また、この人は必要な資料の手配を依頼したら、直ちに提供してくれるのだ。このようにレスポンスが早い人は、おそらく常日頃から意思決定やアクションが早い人だと思う。「スピードを重視する」というのが、私の仕事におけるポリシーだが、他者のそれを見ると、こちらもおおいに刺激を受ける。 企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【仕事術】早さはすべてに勝る/仕事におけるスピードの重要性の再確認について <2.自分なりの意見を持って的確な質問をしてくる人> 例えば、法律相談の打ち合わせで、私が法的見解を伝えた場合、社内クライアントから「その選択肢を選んだ場合、どのようなメリットとデメリットがありますか?」「このリスクを回避する対応策は他にありませんか。時間と費用がかかっても構いません」と質問されたことがある。このような人は、企業法務担当者を盲信するのではなく、自分なりの判断軸を持っている人で、こちらとしても逆に頼もしく思える。 <3.代替案を出せる人> 例えば、社内クライアントが希望するスキームが法律的に難しい旨を回答した場合、「それじゃあ、●●案はどうでですか。それも難しいならば、●●案はいかがでしょうか」と逆提案されたことがあった。こういった次々と代替案を思いつける人は、一つの考えに固執することなく柔軟な考えができるタイプだと思う。 <4.読みやすいメールを書ける人> 以前にも、電子メールを読めば、気配り上手かどうかについておおよそわかることについては、触れたかと思う。 企業法務担当者のビジネスキャリア術: 【仕事術】わかりやすいメールの書くための4つのテクニック/メールを読めば本人が気配り上手かどうかが一目瞭然です その考えは今も変わらない。例えば、長文メールを送る場合は、段落と小見出しをつける、添付ファイルにはきちんと名称をつける、長文でダラダラと書くのではなく要所要所で箇条書きにする、など相手の立場を考えてメールに読みやすい工夫をしている人は、気配り上手のあらわれだと思う。 <5.説明がわかりやすい人> 社内クライアントと打ち合わせをしていると、思いついたことを突発的に行ったり、何度も同じことを言ったり、話が前後する人がたまにいて、こちらも話の概要を理解するのに手間と時間がかかってしまう。一方で、結論をズバリと言ってから、続いてその根拠を説明する等話が非常にわかりやすい人もいる。私としては、後者のようなタイプを歓迎するが、このようなところにコミュニケーション能力のレベルの高さが垣間見えるもの。 <6..例外対応ができる人> 一般的なビジネスパーソンの仕事はおおよそ定型的、いわゆるルーチン業務が大半を占める。しかし、場合によっては、それにあてはまらない未知の仕事が発生することがある。そのような場合は、これまでの知識や方法論をベースにしつつも、新しい考え方や判断基準でその未知の仕事に取り組まなければならない。つまり状況に応じてスムーズに例外対応ができる人は、優れたビジネスパーソンの証ではないだろうか。 以上が、私なりの「仕事ができる人」の判断基準(の一部)である。思うに、これはどのような職種にもあてはまるのではないだろうか。結局のところ、いつの時代であっても、どんな組織であっても「優秀なビジネスパーソン」の定義にはたいした違いはないと思う。
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