以前に触れたが、コーエーのシミュレーションゲーム「信長の野望〈創造〉」をプレイしたことをきっかけに歴史マイブームが起きている今日この頃。ゲームでは、織田信長をプレイして尾張・美濃を掌握し、近畿地方を攻略中・・・。
そこで、以前にも触れたとおり、気候もだいぶ暖かくなってきたので、青春18切符を使って、戦国時代のお城や古戦場をたどる一人旅をすることにした。
1.秀吉の出世のシンボル 長浜城
私が最初に訪れたのは、滋賀県の北東部に位置する長浜城歴史博物館。長浜城は戦国時代に「姉川の合戦」「小谷城攻め」の功績により、湖北を治めた羽柴(豊臣)秀吉が築造したもの。
この長浜城は、江戸時代に一度廃城されているが、現在は、5階建の歴史博物館として再築されている。館内には、長浜や秀吉に関する様々な展示資料が展示されている。最上階からは琵琶湖や長浜市内を見渡すことができる大パノラマとなっており、絶景を楽しむことができる。秀吉もこの光景を眺めていたのだろうか。私が訪れた4月上旬頃は、桜が満開で花見も合わせて楽しめるという思わぬ役得も。やはり、お城と桜の組み合わせはよく似合う。
長浜城周辺に滞在していたのは、1時間ぐらいだろうか。頃合いをみて、次の目的地である岐阜県の関が原に向かう。
2.天下分け目の大合戦 関ヶ原古戦場
関ヶ原では、1600年に徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が天下分け目の大決戦を繰り広げた。この「関が原の合戦」は、豊臣政権から徳川政権に移行する日本史の大転換点となった重要なイベントだ。
歴史ファンであれば、まず知らぬ者がいない有名な戦いで、私自身もかねがねこの場所を訪れてみたいと思っていた。
長浜からいったん大阪方面の米原駅まで戻り、東海道本線(岐阜・大垣方面)に乗り換えて4駅目が関が原。駅周辺は人通りも少なく、乗り降りする人はほとんどおらず、静かなもの。駅周辺には、「関が原の合戦」に参加した武将の家紋を表示した旗のぼりが立てられるなど、町おこしのあとが・・・・。
駅から北西に10分ほど歩くと、関が原町歴史民族資料館に到着する。ここでは、「関が原の合戦」の大型ジオラマ(音声解説付き)、屏風絵巻、大筒や甲冑などが展示されている。思ったより小規模な施設で、30分ほどで一通り回ることができる。この施設では、レンタサイクルも利用することが可能で、当初は自転車を借りて周囲に点在する古戦場を巡る予定だったが、あいにく利用者多数で、レンタルすることはできなかった。かといって徒歩で全てを回るのはさすがに厳しいので、比較的近辺の「関が原決戦地」のみ訪れることにした。 このあたりは、山あいに囲まれた地形で、住宅や田んぼが点在する本当にのどかで静かな場所。しかし、今から約400年前には、多くの兵士が血で血を洗う激戦をここで繰り広げていたのだ・・・。史跡巡りで楽しいところは、このように過去に思いをはせることだろうか。
とりあえず今回はここまで。続きはまた次回に。