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【TV】BSで再放送中の「軍師官兵衛」がいよいよ佳境に/あらすじは知っているけど楽しめました

昨年夏に姫路・赤穂に一人旅したことについては、以前に触れたとおり。 

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そのきっかけは昨年春に再放送が始まったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を鑑賞したことだが、3月14日現在で49話まで放送されており、いよいよ完結間近となっている。現在、1600年の「関ケ原の戦い」が始まる寸前で、日本国中の戦国大名が東軍と西軍に分かれて、天下分け目の戦いに臨もうとするところだ。 

このとき官兵衛の息子である黒田長政は徳川家康率いる東軍の中核として、西軍勢力に対する寝返り工作をしかけたり、関ケ原での戦闘に参加するなど大活躍したが、官兵衛自身は九州の中津(大分県)から兵を率いて九州に存在する西軍勢力の攻略に乗り出していた。しかし、東軍勝利の一報が入り、徳川家康の指示に従って戦闘を中止している。 

すでに長政に家督を譲って隠居の身であった官兵衛の一連の行動については、第三勢力として独自行動し、関ケ原の戦いで疲弊した勝者に戦いを挑もうとしたなど諸説言われているが、真相は謎とされている。 


黒田官兵衛最後の『博打』が失敗に終わった理由

ドラマは史実をほぼ忠実に再現しており、戦国ファンである私も一年間楽しむことができた。特に羽柴(豊臣)秀吉との関係の変化については、うまく描かれていた。秀吉が織田家の一部将であった頃は、官兵衛と秀吉の関係は良好な蜜月関係であったが、秀吉が天下人になった後の「暴走」に対して、身を挺しても諫言を行うなど次第に対立関係へと変化していく・・・。 

結局、官兵衛は関ケ原の戦いの後の数年後に天寿をまっとうするが、実質的には福岡52万石を築き上げるなど戦国時代を見事に生き抜いて、播磨の小大名の家老から飛躍的に出世したことは間違いない。 

このドラマでは名軍師である黒田官兵衛の生き様が描かれていたが、企業法務担当者(=企業参謀)である私も良い刺激を受けることができた。例えば、企業法務担当者である私には日々社内クライアントから様々な相談が舞い込む。それに迅速かつ的確に回答し、さらに会社方針の決定や社内ルールの構築などの結果に導いていく。だからこそ企業法務担当者とは、「現代の軍師」になぞらえることができるし、私自身が黒田官兵衛に親近感を感じる所以だ。 

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また、この時代には珍しく(元キリスタンである)官兵衛は側室を一人も置かなかったなどのエピソードも残されている。一応、愛妻家を自認する私にとっても、黒田官兵衛は人間的にリスペクトできるお気に入りの戦国武将だ。

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