1.14年間の記録を刻んだ「第二の脳」:EVERNOTE
2010年7月からEVERNOTEを使用して、もうかれこれ14年の付き合いになる。EVERNOTEが登場した当初は、「第2の脳」と言われ、私も途中で有料プランに切り替えて、ありとあらゆる情報をこのツールに記録してきた。メモ・日記・転職活動記録・給与明細等の本当にありとあらゆる記録をだ。ある意味EVERNOTEには私の人生が凝縮されている。そして、毎週末に作成済みのノート読み返して、加筆や削除などを継続的に行っていた。
スマホやタブレットにもEVERNOTEのアプリをインストールして、EVERNOTEをフル活用していた私。この先も死ぬまで(?)EVERNOTEと共に人生を歩むつもりだった。しかし、今年に入ってからEVERNOTEに同期やログインできないエラーが断続的に発生。もはや無視できない頻度でこのような不具合が発生し、イライラ度はMAXに・・・。
※EVERNOTEに接続できない不具合が頻発。有償サービスでこれはいかんでしょ。
EVERNOTEは、ヨーロッパの会社に買収されてからアメリカや日本法人をリストラするなど不穏なニュースが流れていたが、その影響だろう。
2.新たな第2の脳との出会い:UpNote
さすがに「有料プランでこれはひど過ぎる」と思い、散々迷ったけれどEVERNOTEから別のクラウド型ノートアプリに切り替えることを決意。候補先としてOneNoteやNotionなどを検討したが、OneNoteはEVERNOTEと仕様がかなり違うし、Notionは使いこなせば便利かもしれないが、ライトユーザー向けではなさそう。
というわけで、最終的にはEVERNOTEと仕様がよく似ているUpNoteに決定。左側から右側に向かって「ノートブック>ノートタイトル>ノート」というインターフェースはEVERNOTEとほぼ同じ仕様。EVERNOTEと違って年間の課金制ではなく1回限りの買取型(4500円)である点もGood!
そして、週末に時間を割いてEVERNOTEからUpNoteに引っ越し作業を行い、3500件ほどのノートの引っ越しが完了。前評判どおりUpNoteは、動きや反応が軽快で使いやすい。本当はEVERNOTEも初期はこれぐらい軽かったが、今やノロノロ状態・・・。どうしてこうなった。ただし、UpNoteの難点をいうとWebclipの使い勝手がもう少し良ければありがたい。
※UpNoteの外観はEVERNOTEとほぼ同じなので、EVERNOTEユーザーにとって違和感はない。
3.EVERNOTEへの感謝
一方、無料プランに変更したEVERNOTEのアカウントは一応残しているが、いずれ閉鎖するつもり。近年のEVERNOTEは改悪続きで、どうなることかと心配していたが、まさかの結末となってしまった(泣)。業績不振になったEVERNOTEをGoogleあたりが買収してくれたらこうはならなかったかも。ただ、過ぎたことを悔やんでもしょうがない。UpNoteやNotionなどのノートアプリはEVERNOTEがあったからこそ生まれたという側面もあるのだから・・・。EVERNOTEがクラウド型ノートアプリの黎明期において、業界を牽引した功績は大きい。
※EVERNOTEといえば象のアイコン・・・14年間お世話になりました。
もともとブログの原稿をEVERNOTEで執筆していた私。現在はUpNoteで執筆中で、もうすっかり慣れたもの。EVERNOTEの二の舞にならないことを切に願いつつ、新たな「第二の脳」と共に進化していきたい。