1.一つの時代の終わり
先日、AppleからiPod touchの販売を終了する旨がアナウンスされた。
それを聞いて感慨深い私。というのも、私は2013年ぐらいまでiPod touchを愛用していたからだ。2009年から続いているこのブログでもiPod touchについて取り上げたことがある。あれからもう9年・・・。月日が経つのは本当に早い。
その当時の私は、スマホではなくガラケーを使用していた。ただし、iPhoneにはそれなりのあこがれがあったので、iPod touchを所有して、iPhoneアプリを使用するという涙ぐましい努力(?)をしていた私。
その当時は、現在のようにスマホの低額利用料金プラン(ahamo、povoなど)が存在しなかった。もし、家族4人で利用していたら、毎月2万円は超えていただろう。そのため、キャリアでのスマホ利用には二の足を踏んでいた私。
しかし、その後になって状況が大きく変わる。政府の強力な働きかけもあって、格安SIMやSIMフリースマホが市場に参入し始める。その結果、ユーザーは低料金でスマホを利用できるようになった。我が家では、かなり早い時期にこれらを利用し、現在に至る。例えば、家族4人の毎月の利用代金は4000円前後で、通信費の削減に成功。当時はこのような状況は想像もできなかったが・・・。
2.進化し続けるテクノロジー
これまでの音楽プレーヤーや携帯電話の技術の変遷を振り返ると、かつてMDウォークマンはそれまで主流だったカセットウォークマンを駆逐し(今の若者はカセットテープは知らないはず)、そのMDウォークマンはiPod touchを含むiPodシリーズに駆逐されてしまった。そして、スマートフォンが世の中に広く普及した結果、iPod touchはその役割を終えたかのように市場からその姿を消そうとしている・・・。まるで現代版平家物語のような目まぐるしいまでのテクノロジーの栄枯盛衰ぶり。まあ、これも歴史ドラマの一つといえるかもしれない。
思い返してみれば、この10年間で様々なテクノロシーが登場しては消え、それらを渡り歩いてきた私。
今回のiPod touchの販売終了のニュースは、音楽業界における一つの時代の終わりを告げるもの。このアイテムにお世話になった私としては、大変感慨深い。