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【行楽】Sabosanの和歌山漫遊記 その1/和歌山電鐵の「たま電車」に乗車してローカル鉄道の良さを改めて実感

先日、和歌山に家族旅行に出かけてきたのだが、その模様の一部を紹介したい。

1.みさき公園

和歌山に移動する途中でまず立ち寄ったのが、みさき公園。大阪府の最南端に位置する遊園地と動物園がセットになったテーマパークで、南海電鉄が運営している。

 1957年開業とかなり古い施設だが、お目当ては「わくわく電車らんど」というラピートなど実物の車両4両が置かれたセットである。さすがに一両まるごとではなく3分の1ほどに切断されているが、こちらでは実際の車両に乗って、シミュレータによる運転やドアの開閉などを行うことができる。特にシミュレータは非常にリアルで、モニタに映し出される映像はCGではなく実際の動画というのがすごい。しかし、それほど人は多くなく、何回も遊べたのはラッキーだった。

 

2.和歌山電鐵

その後、車でJR和歌山駅まで移動する。お目当ては和歌山電鉄の「たま電車」に乗ること。和歌山電鐵の乗り場は、JR和歌山駅の中にあり、構内でしばらく待つと、たま電車が入線してくる。確かに電車にネコ耳がついており、車体にはねこのイラストが盛りだくさんである。社内もたまの写真やイラストが盛りだくさんで、ネコつながりのためかなぜか「ドラえもん」の漫画まで展示されている。

この和歌山電鐵は、南海電鉄の貴志川線として運行されていたが、不採算路線のため、廃線の危機に陥ったことがあった。その後、岡山電気鉄道の支援を受けて、2006年に和歌山電鐵が発足し、地域密着型のローカル鉄道として、「いちご電車」「おもちゃ電車」などを運行するなど独自色のある経営路線をとっている。

なかでも、今年の6月に死去した「たま駅長」は全国区のニュースでも放送されているので、ご存知の人も多いはず。そのたまをモチーフにしたのが「たま電車」であり、在来線として運行されているのだ。ちなみにたまの死去後は、たまの部下である「ニタマ」が「たま二世駅長」として駅長を引き継いでいるらしい。

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たま駅長の経済的効果はかなりあったようで、たま駅長に会うために国内だけではなくはるばる海外からもこの和歌山電鐵に乗車しに来たという。実際、私たちが乗車したたま電車には団体の中国人観光客30人ほどが乗り合わせており、人気観光スポットになっているようだ。 現在の日本のローカル鉄道は、いずれも利用者の減少などの影響で、経営面はいずれも厳しいようだが、和歌山電鐵はたま駅長によって救われたと言えるかもしれない。

その日はJR和歌山駅近辺で一泊して、翌日も和歌山観光をしたのだが、その様子は次回に。 

猫のたま駅長?ローカル線を救った町の物語

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